表題4

5つのパターンで簡単に弾けるウォーキングベース

初めまして。著者の土谷周平と申します。

このNOTEは、まったくの初心者の方が簡単にジャズのウォーキングベースが出来るようになるために作りました。

本NOTEでは、出来る限りわかりやすいように

音楽理論は出来る限り最低限の知識で
譜面はTAB譜付き
・参考音源付き

ということを重点に作っています。

譜面が読めない方でも安心して読み進めていただければ幸いです。


また、本NOTEは永久に未完成です。
これは、不足があるということではなく、
リクエスト等あれば、加筆し、より分かりやすいものに変更される
ということです。
そのため、要望やご意見などございましたら
巻末に記載しているメールアドレスよりご連絡いただければ幸いです。



さて、ベーシストなら誰しも一度は通る道。それがウォーキングベースです。

あなたはウォーキングベースをご存知でしょうか?

ベーシストのみならず、他の楽器の方も一度くらいは聞いたことがある人は多いんじゃないでしょうか?

有名なところで言えば、東京事変の「キラーチューン」などもウォーキングベースが取り入れられています。


もうおわかりですね?


ウォーキングベースとは

1音ずつ音が変化して、歩いているような雰囲気を感じるベースライン

のことになります。


なーんだ。上の曲ならコピーしたし、全然楽勝じゃん。と思ったあなた。

ウォーキングベースは、ロックやポップスだけではなく、ジャズの4ビートの際にも使います。


しかも、ジャズの4ビートのウォーキングベースは

常にアドリブで演奏している
同じフレーズのループがない

というルールがあります。

※厳密にはルールではないですが、演奏中に音で会話する上では必須になります。それと単純にかっこいいからです笑


そのため、今まで完コピして演奏していた方には、いきなりアドリブで弾けないので、ここで挫折する方が多くいます。

実は僕もその中の一人でした。しかし、当時はウォーキングベースを体系的に教えてくれる教材もなかったため、独学で勉強していました。

実際にアドリブで弾けるようになりたいと思ってから、自由に弾けるようになるまでに1年以上かかりました。

とても貴重な時間でしたが、今考えると、もっと早く習得することも出来たのでは?と思っています。

そのため、出来る限り、早く習得出来るよう、ここだけは抑えておけば弾けるようになるというポイントを5つに絞りました。

僕が実際に、現場で弾くウォーキングベースのラインは、ほぼ70%以上はこの5つを使用しています。

基礎的な内容なので、実戦の場でも多く使っています。

なお、内容がシンプルであるため、基礎知識としての音楽理論はどうしても必要となります。

このNOTEで説明してもいいのですが、内容が膨大になるため、ご説明していません。

ざっくりでも構いませんので、事前に勉強していただければと思います。

事前に勉強すべき内容は

音楽の基礎知識(音符、休符、ト音記号、調号など)
コードの構成音(4和音まで)
メジャースケール

です。


なお、このNOTEが参考となる人

・初心者・今までコピーばかりで、まったくアドリブしたことがない人
ジャズに興味あるけど、やったことない人、これからやろうとする人
・他の楽器の方も含め、ウォーキングベースを学びたい人
・TAB譜しか読めない人
読む必要がない人

・すでにウォーキングベースができる方
・ある程度、理論に基づいてアドリブができる方
・今後一切ウォーキングベースをやらない方


もちろん、すでにウォーキングベースができる方であっても、知識を増やすという意味で購入いただいて構いません。

また、ジャズ以外の方であっても、ここでご紹介する内容は必ず役に立ちますので、ご安心ください。


収録内容は以下の通りです

PART1 4ビート
 4ビートとは?
 4ビートを行う上での5つのルール

PART2 コードトーンとスケール
 スケール解説
 最も重要なスケールと覚えるべき範囲
 スケール練習でこれだけは覚えておきたいスキル
 コード解説
 テンションノートを弾かない理由とは?
 ベーシストが唯一弾くテンションノート
 補足(進行感の強い進行とは)
 ウォーキングベースで使うコード
 コードトーンがわからない場合どうする?
 7thまでのコード一覧

PART3 必須の5つのテクニック
 アルペジオ
 スケール
 クロマチック
 アルペジオ+
 スケール+

PART4 実践
 実際に作るにあたっての指針
 Autumn Leaves
 On Green Dolphin Street
   F BLUES  (NEW!!)

PART5 まとめ、参考例
 参考例
 アドリブとは?
 考察とまとめ
 


PART1 4ビート


皆さんはジャズのベースは聞いたことありますでしょうか?

もし知らない方は、今すぐYOUTUBEでJAZZと検索して、ジャズの曲を聴きまくってください。

だいたいの雰囲気は掴めましたか?

いわゆるジャズで有名な曲は、4ビート で演奏しています。


4ビートとは

4分音符が基礎となっているビート、グルーブ

のことです。


他にも、ロックやポップスなどに多い8ビート、ファンクやR&Bなどに多い16ビートなどもあります。


これらを踏まえた上で、ジャズのウォーキングベースを行うにあたり、以下のルールがあります。
※厳密に言えば絶対守らなければいけないということではありません。JAZZの雰囲気が出るためのコツといった感じでとらえていただければ。

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