記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

大内さん(と月田さん)のおかげでバチェラー5が超名作になった

最高だったシーズン5。
テラハ東京編はサンキュー半さんだし、バチェロレッテ1はサンキュー杉ちゃん。
そしてバチェラー5は、サンキュー大内さんですよ。そしてサンキュー月田さん。
バチェロレッテ2で最後の二人まで残った長谷川さんがバチェラーと聞いた時は、この人バチェラーちゃうやんけと思ったけど、大内さんと月田さんのおかげで何とかなった。何とかどころか最高傑作までなった。

ハンサムで社会的地位を確立している才色兼備の独身男性又は独身女性(バチェラー又はバチェロレッテ)の元に集まった独身異性たちが、バチェラー又はバチェロレッテの心を勝ち取るためにゴージャスでロマンチックなデートをしながら過酷なバトルを繰り広げていく。

運命の相手となる最後の一人の異性が残るまで、1つのエピソードで用意されたバラの数だけ異性たちが勝ち残っていく。

Wikipedia「バチェラー・ジャパン」

↓以下ネタバレあり↓

「バチェラー・ジャパン」は1から結構リアルタイムで見続けていて、まあそんなに熱中してたわけでもないけど一応全部内容は知ってるかなーくらいのアレで。
1は「はーい」の言い方が世界一面白い女ことゆきぽよが出てるし、インタビュー時の不自然な喋り方の生みの親こと久保りんがガチイケメン東大卒30代億万長者で歴代でも群抜きの完璧バチェラーなのが良い。最後はバクマンの蒼樹さんみたいな顔と名前の普通に可愛い子を選ぶのも好きだしすぐ別れて蒼樹さんが1児の母を公表するのも、全てを兼ね備えた男の恋愛ジレンマ感あって好き。別れた後も一切連絡とってなさそうで好き。
2は小柳津さんが両親に英語でキレるのが好きだし何より倉田さんが可愛い。3はほとんど見てないけど最後の一人を選んだ後に「やっぱりこっちにする」とかいって岩間さんの方に行くの史上最高にドラマチックで好き。しかも結婚してYouTubeやって一番仲良さそうなの大好き。
4は休井さんの上振り向きがサイコウコウ。

今回のバチェラーは黄皓さんに引き続き、男たちの友情ドラマ「バチェロレッテ・ジャパン」から2の引っ込み思案こと長谷川さん。
バチェロレッテも見たけど正直長谷川さんの印象って引っ込み思案くらいしかなかったし、「長谷川さんで大丈夫か?」って感じだったんだけど、結果的に“めっちゃ背の高いフツメン”でそれ以上でも以下でもない長谷川さんが相手だったからこそ、終盤で恋に落ちていく大内さんに現実味があってエモかったというか。

大内さんも大内さんで派手な髪と整った顔立ち、さらに元キャバ嬢で飲食店の経営者という装丁にラメの入った自伝出してそうな経歴にもかかわらず恋愛には奥手、そしてことあるごとに泣くというギャップしかない中身、でも普段は快活でノリのいい女の子というI’sのいつきみたいなキャラであるからして、もう男女問わず好きになっていいですかって感じなのだが、

I’sでいうところの伊織ちゃん(いや、どっちかっていうと麻生さん)である西山さんが強敵と書いてライバルであって、とも(友)でもあるんだけど、まあーこの西山さんが強い。正統派美人で背も高くてギャグセンもある、落ち着いてて大人。長谷川さんの横に並ぶなら西山さんだよねっていう空気。
前半は西山さん本人が勝ち確とネタにしていたほど「いい感じ」で、ぶっちゃけ4話までは着物サイコと顔芸中国人くらいしか見所なかった。

ところが5話でストールンローズが登場。
ここで一旦、もう一人の主人公である月田さんにスポットライトが当たる。月田さんというのは1話でバチェラーの誘いを断り、その時間を他の子に譲るという、策士なのか嫌々参加しているのかそれともただの引っ込み思案なのか勘繰らざるをえないどこかヲタクオーラのある女性であるが、4話までで唯一一回も二人きりのデートができていなかった彼女は、デートを奪うことができるこのローズを使いたかった。
そしてここで、ストールンローズ誰が使うのか会議が行われる。
月田さんが一度もデートに行けていないことはみんなも承知の上。誰が使うのか会議というよりも、月田さんがみんなを納得させる会議だったのだが、「絶対最後まで残りたいマン」のメイク講師・竹下さんが「私使いたい」の一点張り。一度もデートに行けていないから以外の言葉が出てこない月田さんは結局、竹下さんも他のみんなも納得させることができなかった。
そして、竹下さんがストールンローズを手に向かった先は、誰あろう大内さんと長谷川さんのところ。
断ると即帰国のストールンローズだが、エロ泥風呂に一緒に入った仲の竹下さんの誘いを長谷川さんが断るはずもなく、
大内さんはデートをストールンされてしまう。

そしてここで、バチェラー・ジャパン史上最高の名シーン。
ここはマジで良かった。

月田さんだけじゃなくて尾崎さんまで泣いてるのも、
尾崎さんからプールに飛び込むのも、
最後まで飛び込まない月田さんを鈴木さんが誘うのも、
そのあと手を繋いで飛び込むのも、
みんなで抱き合うのも、
音声はないけど尾崎さんが「ごめん。ごめんね」って言ってるのも、
(尾崎さんは会議で月田さんに「そんなん言ってももう遅いよ」みたいに言ってる)
全部良い。
映画のシーンくらいよくできてた。
最後まで自分をさらけ出すことができず、この回のローズをもらえなかった月田さんが去る時、くずれ落ちてむせび泣いていたのも印象深い。

んで、大内さんはデートをストールンされたことで「もう帰る!」ムードにはなったものの、なんとか思いとどまって、
次のデートで長谷川さんに本当は自分と見るはずだったあの日の花火のやり直しを披露される。
大内さんはのちのインタビューでこのデートではっきり自分が恋に落ちたと語っているし、もしストールンされていなければ、違った結末になっていた可能性…?

大内さんは西山さんとともに最後の2人に残り、
持ち前のコミュ力で長谷川さんの家族にも気に入られ、極めつけは水族館デートの名言、
「本当に大好きだよ。本当に幸せになってほしいと思ってる。それがうちだったらいいなと思ってる」。
西山さんの手紙にあった「私はあなたが思うよりもあなたのことが好き」も男は嬉しいが、この文脈の「幸せになってほしい」はかなり嬉しい。あと「好き」でなく「大好き」、しかも「本当に」がつく「大好き」に男は弱い。

最後のデートが終わった時点で西山さんと大内さんのどっちが選ばれても不思議じゃなかった。っていうか世間的には7:3くらいで西山さんが選ばれると思ってた。多分西山さんも大内さんもそう思ってた。だからこそ「大内さんが選ばれたらかなりエモい状況」だった。
そしたらマジで大内さんが選ばれた。あの瞬間の大内さん目線のエモさ、多分普通の人の人生2回分くらいはあると思う。

スタジオトークでは二人が婚約を発表。
改めて「結婚していただけますか?」とプロポーズした長谷川さんに
「許可する」と返す大内さん。

それ劇中で言ってたやつ!!!
劇中で言ってたやつを最後に被せてくる映画で見るやつ!!!!!!
「幸せへのキセキ」でいうところの「いけない?」!!!!!!

最高過ぎんだろ絶対別れるなよ!!??!!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?