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日々の試行錯誤をふりかえる

人生を少しでも上向きにすべく、日々何かを思いついては試しています。思ったよりうまくいったこと、期待したもののいまいちパッとしなかったこと、途中で冷めてしまったこと等々いろいろあるので、忘れてしまう前に書いておきます。

売れにくくなった本の価格を100円にしてみた

これをやろうと思った理由:

iOS ○と題された本は時間経過で非常に売れにくくなる
・「100円なら買う」層はどれぐらいいるのかの実験
・本が売れたときの通知がくると単純に嬉しい
・いくつかのトピックについては無料記事やOSSで参考になるものも出てきている
・これきっかけでshu223というショップのフォロワーが増えると嬉しい

(BOOTHショップのフォロワーが増えると嬉しい理由)

結果は・・・

大成功だった。100円で150冊売れたところで15,000円にしかならないわけだけど、僕がこの試行にかけた労力は「管理画面で設定変更しただけ」なので、数分で1.5万円稼げたと思うとすごい効果。そして上にも書いているのようにこの施策で増えたBOOTHのショップのフォロワーは今後の資産にもなる。

YouTubeでひとりでトークする練習をしてみた

こうしてテキストで書くよりも、「しゃべるだけ」は圧倒的に早い。そしてわりと伝わりやすい。ヘイトや誤解も生まれにくい。今の時代、プラットフォームは整ってきているので、トークというアウトプット手段をぜひ自分のものにしたい、というのが動機。

トークがうまくなる、というのは一朝一夕ではいかないと思うが、とにかくやってみればトークが下手なりの自分なりのやり方が見えてくるかもしれない。しかしやはり人に聴かれるのは恥ずかしい、ということでサブチャンネルをつくって毎日練習動画(音声だけ)をアップすることにした。

結果:

ひとりで話すことの苦手意識がなくなったという意味では成功だけど、自分は息を吐くようにおもしろいトークが出てくるわけじゃないので(ゲストがいるにしろ一人で話すにしろ)ちゃんと話を組み立ててから撮り始めないとコンテンツとして通用するものにならない、という結論に達して、「YouTube、自分には難しい」という苦手意識は肥大化してしまったかもしれない。

GitHub Sponsorsでスポンサーを募ってみた(その1)

こういう記事を書きつつ方針を考え、とりあえず$2の「応援だけ」のtierをつくってみた。

結果は・・・

スポンサーになってくれたのは1人だけ。

最近はあんまりOSS活動してないとはいえ想像以上に厳しい。いやでもサブスクという形で毎月お金をとられることを考えると、現在進行系で僕のOSSに助けられていて、今後も助けられる予定の人でもないと$2だろうが$1だろうがスポンサーになろうと思うわけがない。近々また時間をかけてOSSつくっていこうと思っているので引き続き経過観察。

売れ線の本を期間限定セールしてみた

前回100円セールしてみた「売れ行きが鈍ってきた」本とは打って変わって、僕の個人出版本の中で「売れ続けている主力2冊」を2日間だけの期間限定セールしてみた。

結果は・・・

こちらも大成功。セール本以外にも、通常価格の本もいつもより出ていて、shu223というショップ自体がセール効果で賑わったようだ。

「セールが終わるとピタリと売れなくなるかも」という懸念はあったが、今のところ定価に戻ってからも堅調に(むしろ前より好調に)売れている。

ちょっとしたソースコードをGumroadで販売してみた

つい最近、新型iPad Proが発売され、LiDARスキャナによりARKit 3.5ではScene Reconstructionが可能になった。で、これに付随してちょっとニッチなサンプルをつくって動画をツイート。

この実装に価値を感じる人はめちゃくちゃ少なくて、ARKitのレンダリングにあたってRealityKitを選択できない理由のある人(≒Metalでカスタムレンダリングしたい人)、しかしMetalで全部やるわけじゃなくてSceneKitの力もちょっと借りたい人、がターゲットになる。

ソースコードをGumroadにアップし、有料で販売してみたところ、10時間ぐらい経っても誰も買わなかった。たかが数ドルのために「堤さん、こんな細かいサンプルで小銭稼ごうとするなんて、せこいな」って思われたら割に合わない、と思ってGumroadの商品をいったん消した。

翌日あたりに、何人かの海外の人から「リンクが壊れてるぞ」「もう一度アップしてくれ」と連絡が来た。

で、今までに3つ売れた。合計$15。成功というほどの金額ではないが、もともと興味あったから書いてみただけのコードが「Gumroadにアップする」というプラスの手間だけでランチ+コーヒー代ぐらいになったと考えるとありかもしれない。

GitHub Sponsorsその2

これは現在まだ準備中なのだけど、

今まで公開していなかったexperimentalなコードをためていくPrivateポジトリをつくる
・ちょっと高めのtier($9)のスポンサーには特典としてそのPrivateリポジトリへのアクセス権を付与する
・どんなコードがあるのかスポンサーになる前にわかるよう「お品書き」をPublicリポジトリに書いていく

ということをやろうとしている。これがうまくいけばめちゃくちゃ熱い。

たとえば僕は○○-Samplerというサンプルコード集のシリーズをよく作っているのだけど、これ自体はスターはいただくもののマネタイズはできていない。

で、そういうSamplerシリーズをつくる過程なり日々の勉強なりで生まれたexperimentalなコードをPrivateリポジトリにためつつ、知見がある程度まとまったらOSSとして公開し、それが誰かの役に立つことで得られた感謝の気持ちがスポンサー料につながり、それを源泉にこういう活動が続けられたら、サステナブルなサイクルができるなぁと。

Experimentalなコード -> OSS -> スポンサー -> (最初に戻る)

ただ現状ではそのPrivateリポジトリにもう10個ぐらいはコードをアップしていて、まだ当該tierのスポンサーはゼロ。もともと$50ぐらいでやろうとしてたのを$9にしたのだけど...

最近Trendingに入るようなOSSをつくれていないので今は「スポンサー」獲得は難しいかなと考えているが、そういうOSSを出せてもそれでも難しいということになるかもしれない。とりあえずこの線でもうちょっと続けてみる。

(2020.4.5追記)$4にしてみました。

まとめ

最近の試行錯誤について書きました。こうして書いてみるとセールぐらいしか大成功と呼べるものはなく、ほとんどがパッとしない結果に終わっています。そしてそんな思い返せば「パッとしない結果に終わった試行錯誤」はまだまだまだまだあります...(需要があれば詳細書きます)

・「技術ブログを書くところを見せます」チケットを販売してみた
・「雑なメモ」を書いていく有料マガジンを始めてみた
・執筆を手伝ってくれる人をbosyuで募集してみた
・高額なオンライン秘書サービスCasterBizを契約してみた

お金を稼ぐ、という面だけでいうとこんな試行錯誤をやめて普通にお客さんからくる開発案件をやっていた方がはるかに稼げていると思いますが、楽しんでやっています。まぁこういう試行錯誤自体が趣味みたいなものですね。数カ月後、OSS〜スポンサーの流れがうまくいって晴れて続編がかけるといいなぁと思っています。


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