ガラケー時代の想い出おしえて?
高校時代は10代ボーイズガールズのお小遣い負担軽減に、PHSが大貢献した。
「パスカル」「ル・モテ」「ハイパーキャロッツ」等の機種が台頭してたと思う。その進化系で「feel H゛」が出た時、画面がカラーになって45字以内の「ライトメール」が無料になったのはおそらく思春期の僕らだけではなく業界も震撼したに違いない。
(当時はメール1通◯円という料金体制だった)
その後、(1984世代でいうと)高校卒業あたりから今も健在のau等のキャリアメールを使い始めるようになる。この時初めて「メールアドレス」を持った当時の少年少女も多いのではないだろうか。
そんな当時の世相というか、与太話というか、今日明日何の役にも立たないたい話を人生の先輩方や現代のユースたちに伝承したい。
たとえばこんなメールが突然来ることがあった。
これの解読法は「しょうたとアイちゃん付き合ってんの!?しかも先週から!?」という意味解釈になる。
当時は学生や若者の色恋沙汰がそのままメールアドレスに反映される事が多く、カップルが成立すると周囲にそれを伝えるかのような「アド変」が出回った。当時はLINEももちろんなかったし、SNSも黎明期だったし、キャリアメールがコミュニケーションの生命線だったから。
読み方としては、彼氏さん彼女さんもしくは双方の名前やニックネームの一部/全部がスペルに入り、オプションでどっちかの誕生日や「記念日」を数字で入れることが多かった。このようにメールアドレスを解読する。
しばらくするとこんなメールも来る。
こんな時は「あ、しょうたとアイちゃん別れたんだ…」と察する。
何も言い出せない友達のサインをこうして受け取り、遊びに誘ったり、その涙をありのまま受け止めたりしてケアすることが当時はできた。
そして今度はこんなメールも来ることがある。
こうなると、「あ、しょうたのヤロー、今度はめぐみちゃんとくっついたんだな!!」と解読することになる。
現代ではLINEやSNS、業務共有ツールのDMがコミュニケーションの主流となり、メールアドレスから何かを「推理する」という文化や嗜みがなくなってしまったことがちょっと寂しい。
今度家の大掃除をしてみたら、運が良ければ当時のガラケーが出てくるかもしれないし(自分の性格上捨てるとは思えない)、運良く通電して運良くデータが残っているかもしれない。
そんな大掃除をする時間をください。
ここまで見てくれた方、ガラケー時代の想い出おしえて?
※文中の事例はフィクションであり、登場人物にはそれほど恋多き「緑」があった訳ではありません。
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