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老いが怖くて怖くて仕方ない。死ぬより怖い。
老いが怖い。
不死はいらないけど不老は欲しいってぐらい老いが怖い。
何が怖いって、今まで出来ていた事が出来なくなるのがとても怖い。
饅頭怖いみたいな導入をしてしまったが、最後に一台シルバーカーが怖いという訳ではない。
本気で老いが怖いのだ。
いつまでも若々しくいたい。
晩年のやなせたかし氏のように意識が明晰のまま、身体だけが不自由に感じていくのが怖すぎる。
美魔女ってすげぇよな、という事を度々思う。
弛まぬ努力によって若々しい肉体をキープし続けるのは本当にすごいと思う。叶姉妹とかも。
昔、居酒屋で人と飲んでいる時、たまたま同席した50代の女性の方に言われた事が印象に残っている。
あたし80代のおばあちゃんの飲み友達がいるんだけど、そのおばあちゃんが私に向かって「50代なんかションベン垂れよ!」と言ってきたのよ
もっともである。
当時20代だった私は「自分なんか本当にクソガキでしかないな」と思った。
30代を超えた今でも、自分はクソガキだと思っている。
「老いは老いと認めた瞬間に始まる」というのが私の持論だ。
だから「俺もおじさんだわーwww」みたいな事を言う大学生を敵だと思っている。
まぁ年齢の自認なんて各々あるから別にそう感じてるならそれでいいんだけど、「お前みたいな奴から老いていくからな!」と勝手に思っている。
来年、勤めている会社に19歳の人が新入社員となるらしい。
同僚は「若いねー!」みたいな事を言っている。
弊社の平均年齢は30歳程度だが?
あんたら自身も自分は若いと思えよ。
そうやって「若いねー!」みたいな発言を耳にする度に私はひっそりと心の中で「いや、私も若いが?」と思っている。
自分の中の老いを認めたく無い。
他人から「おじさん」と呼ばれるのは全然許容できる。「おじさん」の尺度は人それぞれだからだ。
だがせめて自分だけは、自身を「おじさん」と称したくない。
その瞬間、老いが超スピードで押し寄せてくる気がする。
私の祖母は96歳で大往生を遂げたが、身体を老いさせない為に何歳になっても毎日極力散歩して足腰を動かしたり、指の体操をしたり数独をしたりして頭を使う事を心がけていたようだ。
私もそうなりたいと思っている。
年齢を言い訳にせず、動ける限りは動きたい。
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