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お酒について#22

「Radiko」という全国のラジオをネットでタイムリーに、しかも安定的に(初期はよくブツブツ切れていた)に聴く事ができるアプリが登場して、鹿児島の「城山スズメ」とか「青だよぐっさん」(知ってる人は知っている)を聴いて、最近は沖縄県のラジオ番組もおもしろおかしく聴いている、主に昼。

沖縄県浦添市、市民球場にて生ビールを買い求めたところ、普通は「はい500円です」である、たとえ日本全国方言が効いている所に行っても、大元の意味は「はい500円です」になるはずである。

(500円ったい)とか(500円ヤ!)とか、そんなぶっきら棒な言い方は無いかもしれないが、(500円ズラ)とか(ほな500円な)とかあるだろう、(なまら500円!)とか、そんな言い方もないだろうけど雰囲気は伝わる、鹿児島は(500円〜↑)とか分かる人には分かる。

沖縄は「500円貰いましょうね」であった、これは感動した。ビールを買い求めに来た全員に言っている訳ではないでしょうが、値段を知らずに買いに来た人に言っていると思われる、仮にその言葉に詰めらている意味を全て言葉にするなら(このビールは売値として500円に設定しているので貴方が持っている金銭を(日本銀行が保証するとこの)500円貰いましょう」という公家言葉のような誠に丁寧な言葉使いである。

寒い地方は口を開けていると体温が出て行くので、コミュニケーションとして言葉遣いは短文になるという例がマジだとすると、対して南の暖かい所に住んでいる人は語彙が豊富で人に対して、どれだけ手間だと思われても、言葉を盛ることに苦労を厭わないと言える、その事は琉球音楽にも結びついているのかもしれない。

「沖縄県における結び言葉」の研究という分野が言語学者の中にあるらしい、知ったばかりで中身は知らないが前述と無関係ではないかもしれない。

さて、北欧は音楽としてヘビメタが盛んである。「沖縄発ヘビメタ」あまり聞いたことが無い、即物的なヒップホップの方が盛んでしょう。

ヘビメタは溜めて溜めて溜めて鬱屈した物事が爆発するような環境じゃないと発展しないのかもしれない。

とりあえず以上を踏まえまして、例えば高円寺の沖縄居酒屋「抱瓶」で酒を飲んで、酔いに任せて沖縄の魅力を語っても際限なく、アンチ的な物事をぶつけて比較対照する事によって沖縄の純粋な良さがすぐ見えると言えるように思う。

ちなみにアタクシは泡盛を飲むと翌日良くなく、朝、松山の通りをコンビニ向かって歩いていると客引きが近づいて来て、断る仕草すら億劫になり、酒の抜け具合ではこれで引きずり込まれる人はいるかもしれんと思った。

以上。







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