ビタミンB群
5大栄養素の一つであるビタミン。
その中の代謝に関わるビタミンB群についてお伝えします。
ビタミンB群は3大栄養素である、糖質、脂質、タンパク質を代謝するのに欠かせない栄養素です。
1度にたくさん摂っても体内にストックできないので、こまめに3食摂ることが大切です。
まずビタミンB1は糖質をエネルギーに変える時に必要です。ビタミンB1が不足すると、糖質を分解できないため、贅肉化したり、疲労物質がたまり疲れやすくなったりします。
そのため、ビタミンB1は疲労回復ビタミンとも言われています。
ビタミンB1が含まれる食材は、玄米、雑穀、そば、大豆製品、豚ヒレ肉、枝豆、うなぎ、アーモンドなどです。
特に疲れている時は豚肉がおすすめです。
糖質を脂肪として蓄積せず、エネルギーに変えて1日を元気に過ごせるように毎食の食事で意識してみてください。
次にビタミンB2は脂質をエネルギーに変える時に必要です。脂肪燃焼ビタミンとも言われています。
ビタミンB2が不足すると、脂質が分解できないため、効率よく脂肪燃焼ができなかったり、皮膚や粘膜に炎症が起こりやすくなります。
ニキビができやすい、化粧ノリが悪い場合、原因のひとつとして、肌の脂質の新陳代謝がスムーズにできないため、エネルギーになり損ねて肌に出てきてしまってることが考えられます。
ビタミンB2が含まれる食材は、乳製品、わかめ、卵、サバ、さんま、納豆などです。サバ、さんまなどは、エネルギーとなる脂質も豊富なので積極的に摂取しましょう。
次にビタミンB6はタンパク質を代謝するのに必要です。体に入ってきたタンパク質を体内で利用できるアミノ酸に分解するため、体をつくるビタミンと言われています。
ビタミンB6が不足すると、筋肉の合成がてきない、新陳代謝の低下、皮膚炎、貧血、免疫力の低下などが起こりやすいです。
ビタミンB6が含まれる食材は、にんにく、レバー、カツオ、さんま、サバ、鶏胸肉、バナナ、トマトなどです。
タンパク質とともにビタミンB6を摂取しましょう。
最後にビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)です。この2つはビタミンB群の働きを助ける栄養素です。
ビタミンB1やB2と一緒に働き、脂肪や糖の代謝を促進する役割をしています。
ビタミンB3が含まれる食材は、鶏肉、レバー、魚、豆類、乳製品、コーヒーなどです。
ビタミンB5が含まれる食材は、肉、魚、卵、大豆、きのこ類です。
ビタミンB群は一つでも欠乏すると、総合効果が低くなるため、全部一緒に摂るのが効果的です。
食事を十分に摂りながら、体内の機能を維持していきましょう。
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