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星の王子様が教えてくれた愛や絆や時間

有名な作品ですが、初めて読んでなんだか素敵な内容だなと個人的に感じ、読書感想文みたいになるが書きたくなったので今キーボードをぺたぺた叩いている。

この作品を読んで、時間への捉え方を改めて見つめ直そうと感じた。

それは無駄な時間について。

家族とどうでもいい話をしている時間や友達や仲間と無駄な話をしている時間。
これから先過ごしていく中で、無駄な時間ということをどう捉えていくことが大切なのかなと感じた。

この物語は時間という観点と愛という観点で大切なことを教えてくれた気がする。

ざっくりとした物語の内容ではあるが、

王子は自分の星に咲いた1本のバラの花を美しいと思い、大切に世話していたのです。

でも、このバラは美しいが故にわがままになっていきます。
* 雨が降れば雨よけを持ってきて欲しい
* 風が吹けば風よけを持ってきて欲しい

王子はバラに嫌気がさして色々な星に行き、やがて地球にやってきます。

そして、王子は地球で数千本のバラに出会うことになります。

その数千本のバラを見て、王子は自分が大切にしていた1本のバラの花は特別な存在ではなかったんだと悟り泣くのです。

その後、地球で出会ったキツネによって、
自分が精一杯世話したバラは、ずっと時間をかけ大切にしていたから、特別な存在なのだと気づかされました。

地球で見つけた数千本のバラより自分の星の自分が大切にしてきたバラが自分にとって1番のバラだと気付かされるのです。

自分にとって大切なものは大切だから大切にしているのではなく、時間をかけて大切にするから大切になるということです。

この本の翻訳者の方はこう訳しています。

きみたちはきれいさ
でも空っぽだよ
誰もきみたちのために
死ねない
もちろん、通りすがりの人は
ぼくのあのバラを見て
きみたちと同じだと
考えるだろう
でも、あれはきみたちを
全部あわせたよりも
もっと大事だ。
なぜって、ぼくが水をやったのは
他ならぬあの花だから。
ぼくがガラスの鉢を
かぶせてやったのはあの花だから。
ついたてを立ててやったのは
あの花だから。
毛虫を退治してやったのは
あの花だから。
あれが、ぼくの花だから。

一見同じように見える超平凡な「日常」の中にこそ学びがあり、愛があるのだと思います。
大切なものを見る「心の目」を持たないといけないという事をこの物語は教えてくれた気がしました。

愛や絆という大切なものは目には見えないから。

コロナ禍において突然暇な時間が出来てしまった人も少なくはないだろう。
一度今過ごしている時間を見つめ直しても素敵かもしれないですね。

皆様に支えられていることを本当に感謝しています。 これからも良いと思っていただけるような記事を書けるよう頑張っていきます。