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冴沢鐘己のヒット曲研究室

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主に1960年代から90年代手前くらいのヒット曲(歌謡曲、洋楽、J-Popなど)について、つらつらと語ります。ラジオとゆるく連動させながら。
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布施明 シングルミニレビュー〜70年代後半編PART2

引き続き布施明のシングルレビューです。PART1はこちら。 最近、当時の映像なんかをYouTubeあたりで見たりして気付いたんだけど、これから紹介する70年代後半の曲が今ひとつパッとしなかったのは、ひとえに‘歌う時のビジュアル’が原因だったのではないかと。 例えばジュリーやヒデキ、ヒロミは、派手なアクションや振り付けを取り入れて‘TV映え’するパフォーマンスを見せてたけど、布施さんや野口五郎なんかは基本、直立不動でハンドマイク。なんか古い感じがしてもしょうがない。 でも、

布施明 シングルミニレビュー〜70年代後半編PART1

実は小学校4年生くらいから布施明のファンなんですよ。「積木の部屋」を聞いて以来の。 つらつらと考えるに、布施明というのは独特なポジションにいるシンガーで、若い頃から、アイドルと呼ぶにはどこかアーティスティックな雰囲気があり(歌が上手い、ギターを弾く、作詞作曲をする、など)、アーティストと呼ぶにはハンサム過ぎるところがあって、微妙にファンの姿が浮かびにくいんですね。なんとなく‘オバさまキラー’っぽいイメージがあるけど、その言葉から連想される‘イヤらしさ’や‘下品さ’はない。

1976年の10月4週目ベストテンランクイン曲について語る!~冴沢鐘己のヒット曲研究室(山口百恵、野口五郎、あおい輝彦、小椋佳、太田裕美、沢田研二、桜田淳子、西城秀樹、布施明、都はるみ)

【1976年の10月4週目ベストテンランクイン曲についてちょこっと語る!~冴沢鐘己のヒット曲研究室】 1976年10月4週目ベストテンランクイン曲 「パールカラーにゆれて」山口百恵 「針葉樹」野口五郎 「あなただけを」あおい輝彦 「揺れるまなざし」小椋佳 「最後の一葉」太田裕美 「コバルトの季節の中で」沢田研二 「ねぇ!気がついてよ」桜田淳子 「若き獅子たち」西城秀樹 「落葉が雪に」布施明 「北の宿から」都はるみ --------- この動画は、OPENRECのチャンネ

太田裕美「九月の雨」を語って歌って!〜冴沢鐘己のレトソンミュージック#1 ゲスト:籾井優里奈

毎月1回イベントスペース・パームトーン(京都 木屋町)で開催されている懐メロカバーライブ「籾井優里奈のレトソン・ミュージック」 そのライブの中から1曲チョイスし、あれこれ語って映像を紹介しています。 今回は籾井優里奈をゲストに迎えて、太田裕美「九月の雨」について語る! もちろん生演奏も! 籾井優里奈(Vo)、冴沢鐘己(G)、ねこびより音楽部(アコーディオン) 【籾井優里奈(もみいゆりな)】 昭和のアイドル歌手のようなまっすぐな歌声に癒されます。恋、青春、懐かしい風

「1コーラスカバー」シリーズも50曲を越えまして。

 4/7からスタートした「1コーラスカバー」シリーズも、あれよあれよと50本を越えました。我ながら真面目。  毎日2曲、もともとレパートリーに入れていた曲から始めて、だんだんと初挑戦の曲も加わり、なんとなくアーティストも毎回変えるようにしまして、わりとバラエティーに富んだラインナップに。  とりあえずアーカイブとしてYouTubeチャンネルにまとめておきました。  いやあ、ギターをどう弾くかとか歌い方とか、いろいろ勉強になった。ここから先はのんびり楽しみつつ、アーティス

【影響を受けたアルバム10選】〜#6.「JAG OUT」ザ・ストリート・スライダーズ

淺田 匡彦 (Masahiko Asada) 氏から回ってきたバトンの6枚目。 そんなこんなで高校時代は日本のアンダーグラウンド(メジャーブレイク前)なアーティストを聞きまくりまして。 THE MODSに始まり、ARB、スターリン、そしてBOOWYやレベッカ、さらにはPSY'S、小山卓治などなど、どれもこれも新鮮な刺激がいっぱい。 でも、もっとも直接的に影響を受けたのが、ストリート・スライダーズなのです。 初めて「ミュートマJAPAN」で「TOKYO JUNK」を聞い

【影響を受けたアルバム10選】〜#5.「FIGHT OR FLIGHT」ザ・モッズ

淺田 匡彦 (Masahiko Asada) 氏から回ってきたバトンの5枚目。 テレビやラジオから流れる音楽がすべてだった少年にも、思春期になるとアンダーグラウンドな音楽と出会う時が来ます。僕にとってはそれが「THE MODS」。 ビートロックの原点であり、パンクロックの入り口であり、何より初めて耳にした“剥き出しのバンドサウンド”。 歌詞もね、ストレートでソリッドなメッセージなんだけど、絶妙にリリカルで、青臭い高校生の僕はめちゃめちゃ影響を受けまして、ついにオリジナル

【影響を受けたアルバム10選】〜#4.「PRIVATE EYES」ホール&オーツ

淺田 匡彦 (Masahiko Asada) 氏から回ってきたバトンの4枚目。 そんなこんなで歌詞重視に歌を聴く僕は、洋楽にはほとんど興味がなかったのです。何を言ってるかわからない歌を聞いても楽しくない、みたいな。 そんな僕を大きく変えてしまったのがこの曲。たまたまテレビを点けたら「ベストヒットUSA」がやってて、流れてきた「PRIVATE EYES」。 いやあ、歌詞なんてわからなくてもこんなにウキウキするのか、と。初めて“ポップス”の持つ力、楽しさを知ってしまったのです

【影響を受けたアルバム10選】〜#3.「生きていてもいいですか」中島みゆき

淺田 匡彦 (Masahiko Asada) 氏から回ってきたバトンの3枚目。 もともと歌を聴くときは「歌詞」を重視するほうだったけど、中島みゆきの歌詞の衝撃度は筆舌に尽くしがたいですよね。 彼女のどのアルバムでも、ただ「音楽を聴く」のではなく、聴き終わった後もずっとずっといろんなことに、いろんな人生に思いを馳せてしまう、そんな経験を重ねてきました。 このアルバムでは冒頭の「うらみ・ます」のインパクトがあまりにも強いですが、やはり「エレーン」ですよ。人生には、誰にも答え

【影響を受けたアルバム10選】〜#2.「そろそろ」布施明

淺田 匡彦 (Masahiko Asada) 氏から回ってきたバトンの2枚目。 テレビからの情報がほとんど全てだった小学生の僕にとって、“ギターを弾きながら歌う人”といえば、布施明でした。 「シクラメンのかほり」「落葉が雪に」の頃ですね。当時、布施明がテレビで弾き語りしてなければ、僕はギターにさほど興味を持たなかったかも。 そんなこんなでお年玉で買ったこのアルバムは、全曲布施明作詞作曲。まさにシンガーソングライター。“流行歌手でありながら、ナイーヴで女の扱いがあまりうまく

【影響を受けたアルバム10選】〜#1.「100万$ナイト」甲斐バンド

淺田匡彦氏から回ってきました。単純に”好きなアルバム”ということなら、もっとあれこれ迷うところだけど、“影響を受けた”となると、まずはこれになるかな、やっぱり。   当時歌謡曲少年だった僕は、同級生が貸してくれたこのアルバムを聴いて、ロックの持つ“熱”を知ってしまったのでした。あの時これに出会ってなければ、もしかしたらロックもバンドもやってないかも。普通にライブアルバムとして超名盤で、今も自分たちのライブセットリストを組み立てるとき、僕は甲斐バンドのステージングをベースにして

StayHomeプロジェクトとしての「1コーラスカバー」〜昭和歌謡限定

 言わずもがなのStayHomeな空気感の中、エンターテインメント系の人種である我々は、皆さんの退屈しのぎになる何がしかを提供せねばならないのです。  と堅苦しく考えなくても、本当は前からもっと気楽にカバー曲を歌いたいとは思ってまして。  いや、ライブで歌ったりもしてるのよ。でもさ、ライブで歌うとなるとそれ相応の完成度まで仕上げないといけないし、選曲についてもある程度マーケティングが必要だし。  そんなあれこれを考えると、どうしてもせいぜい10曲程度を繰り返すことになり

令和元旦に振り返る、超個人的昭和のジャパニーズロック名盤

 令和になりましたね。元号の変わる瞬間はちょうど「サイバージャパネスク」の生放送中で、タイミングよく乾杯とともに‘元号越し’を迎えることができました。  そんな中、目が覚めたら衝撃のニュースが。あのスターリンの遠藤ミチロウ氏が亡くなられたなんて。  スターリンの前にパンク無し、スターリンの後にパンク無し。二十歳前後の一番とんがってる頃にスターリンを聞けてよかった。逆に、以後続々とシーンに出てきたパンクと呼ばれるバンドを聞いても、まったくパンクに聞こえないという弊害も。

久しぶりにカバーのレパートリーを増やしたぞ!〜ベスト30歌謡曲(3/30)

 好きだけど、なんとなく覚えててなんとなく歌える曲って、なんとなくしか覚えないじゃない?歌詞とコードを見ながら歌ったらそれなりに歌えるし、それでいいか、みたいな。  でも、新しいコツを最近覚えて、それで歌うのがまた楽しくなってきて、今までは「あんまり自分に合ってないなあ」みたいな感じで適当に歌ってた曲を、しっかり練習したくなったのよ。  そんなわけで、いよいよ今週土曜日に迫った「オールリクエスト!ベスト30歌謡曲」では、今まで歌ったことがない初披露の曲もあります。もう歌詞