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エッセイ「とりあえずウルフルズ」

ふと、キッチンで母親と会話をしていたら、ウルフルズの「ガッツだぜ!」が流れてきた。
ウルフルズはもうかれこれ10年以上繰り返し聞いておりいつも私のどんなシーンでも側にいて見守ってくれたそんな家族のような愛すべきバンドだ。

パワフル魂、そんなフレーズが今更ながら私の心の何かを突き動かしたのだ。そうだ、これがあるから彼らの言葉やサウンドにひかれるのであろう。ウルフルズは本来、ソウルやR&Bやブラックミュージックをルーツにしている。
ウルフルズのウルフの狼ではなく、ソウルフルのレコードの帯の改行でソウルフルのソが改行されて、ウルフルと表記されていた事に由来している。

ウルフルズのイメージであるが、不器用だけど一途で一生懸命でだけどどこか繊細なイメージがあり、私の身近にもいるいる、こういう人!とも思えるし、私自身を投影させる事がある!

しかしながら、ウルフルズの「ガッツだぜ!」はしばしば公の場でウルフルズのファンだと公言したら大概が「ガッツだぜ!」のバンドと言われてすごく複雑な気持ちになったことがあるが、やはり今改めて聞いたら「ガッツだぜ!」がとても今で言うところが心に映える曲となり聴こえたのだ。

こんな閉塞感漂う世の中だ。
みんなパワフルに生きて、
「ガッツだぜ!パワフル魂」と胸を張り言える日がまた来るまでわたしはファンとしてこれからは堂々と好きなアーティストは「とりあえずウルフルズ」ではなく
「ウルフルズ!」とパワフルに答えたい。



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