見出し画像

心筋梗塞になりまして③

こんにちは。
優雅な昼下がり皆様、いかがお過ごしだろうか。
僕はといえば優雅にベッドに寝転がり、同室の人達の声をバックに執筆に勤しんでおりますよ。
なんとも贅沢な時間やないか。

さぁ、仕事を早退してからの模様を書いていこう。

パートナーが迎えに来てくれて、病院に連れて行ってもらう事になった。
最初に大きい病院へ行って、受付で症状を伝えると今日は循環器の先生がいないから診れないとの事で、違う所へ。
次はかかりつけ医の所へ。
お昼の受付はもう終わってるし、循環器は診れますが専門ではないのでオススメはしませんとの事で、違う所へ。

お?たらい回しやんけ?
と、思いながら時間を見るとお昼過ぎ。

時間を潰して午後イチで診てくれる内科へ。

受付で話をするとどうやら診察してくれるみたい。
採血して、心電図測って、診察。

「紹介状書くんで大きいとこ行って下さい」

との事で、トントン拍子で大きい病院へ行く事に。
この時既にビビってたのは内緒の話。

さぁ、大きい病院へ来たのは良いが、まず採血。
そのあと心電図。

さぁ診察だ。

お?心電図もう一回?
胸部エコーも?

さぁ、診察だ。

え?心電図もう一回?
レントゲンも?

この時には僕はそこそこ不安になっていた。

絶対無事な訳ない

そう確信した。

診察室に再度呼ばれ、医師からの診断は

「心筋梗塞」

そこら中で聞いた事のある病名で、なんか他人事の様にも思ってしまった。
まさか自分がそんな病にかかるなんて。

え、ていうか、これ死ぬの?
僕、死ぬんかな?
ってすぐ思った。

死にたくないし、死ねない!

と、思った。

しかし息つく間もなく、主治医からは今すぐ手術しましょう。

と、提案され、許諾した。

どんな事をするのかもある程度は分かっていたし、何より、1秒でも早く良くなりたい。
その一心だった。

そう言われた1時間後。

僕は真っ白で明るすぎるオペ室へと車椅子を押されて入って行った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?