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みんなも気づいた?藤井風Free Liveで聴けた風民へのギフト5つ

記録したい、このまたとない機会を。You Tubeで何度でもおかわりしていい、藤井風さんの"Free"ライブを。

ホールツアーには運よく参戦できたのに、1行もライブの感想を残すことができなかった。あまりにも現実味がなさすぎて。

でも今回は違うみたい。これは、あれだな、画面越しくらいの距離間のほうが、冷静でいられるってことだな。いやいや、でも生歌・生風は熱望してやみませんよ。(神様、そこ間違わんといてください)

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さてさて、今回のライブを見てわたしは、風さんからの5つのギフトがあったのに気がついたのですが、みなさんはいかがだったでしょうか。(え、どこかで聞いたことあるような言い回しですって?はい、きらりMVアフタートークっぽくいかせてもらってます!)
感想をぶちまけながら触れていきたいと思うので、お時間あったらお付き合いください♪

1.夏の香り(ピアノ演奏)

モノクロで始まったフリーライブ。聴こえてきたピアノの旋律は『罪の香り』ならぬ『夏の香り』。そう、風さんがあけおめ配信で弾いてくれたスペシャルバージョンです。これがまず1つめのギフト。ファンにはたまらん選曲でしたよね。

とはいえ、「え、夏のほうじゃん!」とわたしが気づいたのはライブ終了後、4時間ぐらいたってから(おっそ)。みんなを喜ばせようとするサービス精神に、遅まきながら感謝しました (おっそ)。

2.きらり

続いて、流れるように始まったのは『きらり』。ピアノ弾き語りでやるような曲じゃないで、って言ってたのにまたやってくれて、しかも「きらりMVアフタートーク」で聴かせてくれた、あの幻のイントロありバージョンのほう!

これが2つめの風さんからのサプライズギフト。アフタートークを見て、「そのスマホに入ってる音源、全部聴きたいです!」って思った人はたくさんいたはず。ファンの気持ちを絶妙に察して、応えてくれたってことですよ。あー、うれしい。

ちなみに、これに気づいたのもライブが終わって7時間くらいたってから。私の察する力の弱さ、ヤバない?

-ご挨拶

こんなバカでかい場所で、バンドも観客もなしに一人でライブしてるなんてウケるという風さん。方針通り、ギャル語を要所要所で使うことを忘れません。

観客ありでの開催に向けて大勢の人が努力してくれたことに感謝しつつ、「これが今の世界のリアル」という言葉にはちょっと胸が詰まったな。でも、激レアな機会ととらえて感謝している、恵まれてるという風さんは、やっぱりポジティブな人だ。

3.Heal The World

風さんが大好きなマイコーのカバー。カバー曲がこれだけだったのはちょっと意外、と思ったのが最初の感想。『HELP EVER HURT COVER』のまだCDでしか聴いたことのない曲をやってくれるかな、と期待していたもので。
でもフタを開けてみれば、版権の都合があるからカバー曲が少ないほうがアーカイブには優しかったんですね。深い深い優しさですね。

はじめて聞く『Heal The World』は、もう、とろけるしかないやつ。泣いた人、私だけじゃないですよね。和訳の歌詞を探した人、10万人くらいいますよね?

-ピアノ拭きふきタイム(1回目)

雨がだんだん強くなってきて、あのグランドピアノどうなっちゃうの?YAMAHAのピアノって防水?なんて心配になってきた頃、交替するサッカー選手のごとくピッチに走って登場してきたのが、ピアノ拭きふき要員の方。グリーンのGood Bless UsTシャツでキメたスタッフさんが、次に歌う新曲について話す風さんの後ろで、そっと水滴を拭っています。ありがたいです。
(スタッフTシャツは、芝生とお揃いのグリーンをチョイスした模様)

4.燃えよ(新曲初披露)

ライブ3曲目にもう新曲をやってくれちゃったのが、なんか風さんぽい。期待をうれしいほうに裏切ってくるのが、チーム風のバイブスだ。

ピアノだけだから、歌詞がストレートに伝わってくる。歌う表情は「覚悟」という言葉がしっりくるものだったな。少し、武道館の『帰ろう』のときの表情に似ていたかな。間奏やアウトロで聴こえてきたピアノアレンジは、ライブならではのお楽しみで、超貴重っす。

ライブ終了後に緊急リリースされた『燃えよ』は、ヤッフルさんのアレンジでニュアンスが加わって、こっちの天才もスゴすぎ。リピが止まらない。鳥肌も止まらなくて、毛穴が忙しいのよ。

5.もうええわ

この流れはあれですよね、風さんの言葉遊び。日本語スピーカーじゃない視聴者に伝わってるといいな。

曲は初めて聞くアレンジで、ひょ~とうれしくなっちゃうやつ。とくに2番のラップゥゥゥ。『今夜はブギーバック』調でしたよね。もう、自由自在度がハンパないのよ。最後のほうの、これ以上ないってくらい優しい歌い方は何なん!腰の力抜けるし!

6.優しさ

楽しそうに『もうええわ』のジャジーなアウトロを弾いていた表情から一変して、マイクを持って鋭い眼光で歩き出した風さん。そのまま圧巻の『優しさ』アカペラへ。

これがスゴかった。
声量何なん。誰もいないスタジアムに反響する声。なんか知らんけど、また泣いた。

歩いても声がぶれないの何なん?両手広げてぐるりと回っても、その安定感何なん? ついには走り出して、語尾にいつもの色気見せるのは何なのよぅ。
しゃがんじゃって、かわいいポーズやめて(うそ、やめないで)。最後、気持ちよさそうにスタジアム中に声響かせて、ほんと、幸せそうで、ピアノまで走って。自然すぎるピアノへの流れの良さ、何なん…!

そしてこのとき、ピアノに1匹の蝶がとまっていました。雨の中飛んできて、大きな音を出しているピアノにとまるなんて、風さんを応援しにきてくれたのでしょうか。

-ピアノ拭きふきタイム(2回目)

今度はスタッフさん2人がかりでピアノ拭きふきタイム。芝生の上を走る重めの足音が聞こえてきて、芝がぐっしょり濡れているのが伝わってきました。風さんが思わず「大丈夫っすか?」と聞いてしまったのも、かなり雨量を感じていたからなんでしょうね。

そのあと、「ね、あのー、なに?……違うが。まあいいわ」と独り言ちていたのは、いつものアレですw
5月のねそべり配信のコメント欄に風さん本人が書き込んでくれた情報によると、何も言われていないのに「わかった」「何?」っていうのが口癖だそうです。18万人の前でもいつも通りです(とてもよろしい)。

7.特にない

みんなと一緒に演奏したいといって披露してくれたクラップが、めっちゃよかった。ただの手拍子じゃないんだもの。藤井風の体にはいつもあんなかっこいいグルーヴが流れているのねと感じた瞬間。

あと「小ぎれいになっとるはず」の言葉のチョイス! 英語ではクールに
“We will be clean and shine inside and out.” って言ってたのに、照れたのかな?

8.死ぬのがいいわ

恵みの雨。Blessing rain. とつぶやいて始まったジャジーなピアノ演奏。「なんの曲かわかるかな?」という質問に、はいはいはーいと答えたくてしかたなかったのは、武道館ライブを見た風民たちでしょう。
これが3つめのギフト。そう、武道館で『死ぬのがいいわ』の前に弾いてくれた、それはそれは美しいピアノソロを再び披露してくれたんです。アルバムに入れてほしいと思うくらい、魅了される旋律です。

歌い出しの声が少し掠れて、マイクから顔を外して軽く咳払い。やっぱり、体が冷えてきちゃってますよね( ๑´•ω•)

スキャットは初めて聞くバージョンで、耳が喜ぶ喜ぶ。さらに、最後の “bye bye. I'll always stick wit ya my baby.” のかわいいことといったら。セリフみたいに歌ってて、ほんと歌の世界を自由自在に表現する人。

9.帰ろう

『死ぬのがいいわ』の余韻が残るなか、聴こえてきたのはどこかで聞き覚えのあるピアノのメロディ。そう、これが4つ目のギフト。武道館ライブの冒頭で風さんのシルエットとともに流れた『帰ろう』のアレンジバージョンの再演です。

武道館ライブでは、ピアノが盛り上がりを見せる途中で突如音が止み、風さんの祈りの歌が始まりましたが、今回のライブでは「みんな深呼吸しようか」と鼻を掻きながらのリラックスタイムに突入。四方のオーディエンスに挨拶するように4回深呼吸して、座ると同時に『帰ろう』を弾き出す、という流れに。あー、もう、そーゆーところがどこまでも藤井風バイブス。

-ピアノ拭きふきタイム(3回目)からのお昼寝&瞑想タイム

走る足音が聞こえてきて、今日3度目のピアノ拭きふきタイム。同時に風さんはマイクを持って立ち上がって、まさかのねそべりタイムへ!!! こうなることを期待しちゃってた人は多いはずだけど、雨の日にもやってなんてお願いしてないから(笑)

マイクの受信機?が背中に当たって「いてっ」とつぶやく風さんにあけおめ配信のデジャブを感じつつ、ああ、寝そべる姿もやっぱりカッコいい…とガン見。エレピを弾いてないノーマルなねそべり姿に手を合わせたい気持ちでいっぱいで、お昼寝どころじゃありませんでした。

「疲れてませんか?」のメッセージの優しさには、ジンとしました。そして、風さんはほんとに目をつむって寝てる。その間およそ15秒(数えちゃったぜ)。「寝そう」といって起き上がった風さん、マジで寝にはいってたのね。そうなっても面白かったけどw

瞑想タイムは参加できてとても気持ちよかった!画面から目が離せなくて目は閉じられなかったけど、深呼吸して日産スタジアムの空気を体いっぱい吸い込んだ気分になりました。

10.青春病

「神様がくれたもうひとつの傑作」と紹介してくれた『青春病』。やっぱり、風さんの中で大きな作品になっていることを再確認。この曲にイントロがあったのは初めて聴いたかも。

11.旅路

「次の曲で最後の曲かもしれません」=「最後じゃありません」と訳されるのは暗黙の了解。ガッテンだ、あともう2曲ね!と心の準備ができました。

『旅路』の歌詞にあるように、「起こることすべてには意味があるから、理由があるから、怖がらずに、ビビらずにいきましょうや」という風さん。
「俺ら兄弟やし、うちら姉妹やし、みんなこの宇宙っていう大学の生徒だから」という言葉には、ああ、そうだな、と思えました。
そうそう、突如 “I love you” って聞こえたんだけど、幻聴?

『旅路』のパフォーマンスは報ステのライブを思い起こさせるもので、大好きなやつでした。ちっちゃい “yeah” もすごく好き。

12.何なんw

♪uhm~とおなかに響く低音ボイスで始まった『何なんw』。これが5つめ、最後のギフトの「オーム」です。

『何なんw』冒頭にインパクトを出すために、風さんが自分の低い声を録音してヤッフルさんにアレンジをお願いしたというのは、藤井風アプリのずっずさんダイアリーで明かされたエピソード。その音をまさかのまさかで聴かせてくれたんです。あぁ、なんてツボをついてくる贈り物なの!

オームというのは、ヨガの始まりなどによく唱えられるもので「聖音」とか、宇宙とつながる「神聖な音」とか、日本でなら「真言」といわれるもの。響きによって心が落ち着く効果もあるそうです。
『何なんw』は草生えたタイトルに誤解をされがちだけど、実は風さんが言ったように「みんなの中にいる神様みたいな存在に捧げるゴスペルみたいな曲」なので、このオームはとても意味があるように思う。

それにしても、風さんの低音♪uhmは最高だ。やたら気持ちよくて、目をつむって浸りたくなっちゃう。ここだけリピートして1時間くらい聴き続けたいな。変態チックだけどさ。

さあ、またおかわりCome on!

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