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飲み方の見方

2024/2/13

なんちゃって。
久々にダジャレを言うと、日記とは言えども恥ずかしさがある。なんだろう、この居た堪れない気持ちは。

そんなことはさておき、ちょっとお酒について考えてみた。
これに関して言うと、本当に考えることしかできない。というのも、私はお酒がほとんど飲めない。
初めてのパッチテストでアルコールを塗った箇所が真っ赤になり、小一時間くらい痒かった。案の定、酒を飲んでみるもほろ酔いで顔がトマトみたいになり、程なくして強烈な眠気に襲われる。
元々、飲まずともテンションは上げられる方で、飲み会自体は嫌いじゃない。仮に飲んだとしても摂取量が少ないので、皆が出来上がった頃に目を覚ますという小技も覚えた。
味も、美味しい日本酒やウイスキーをチビチビ飲むのにはちょっと憧れる。まあ、でも基本的には割り物とかを飲むくらいなら、お茶とかジュースの方が安くて美味しいし、眠くならないから好きである。

ヨーロッパに行った時のこと。
いくつか発見したことや衝撃を受けたことがあったが、そのうちの一つがお酒の飲み方だった。
日本だと都会の飲み屋に入れば、1組くらいはベロベロなグループがあるし、てっぺんを回る頃には地べたに人が倒れていたり、フラフラしながら電車に揺られている人を見かける。
しかし、ヨーロッパではそんな人を1度も見かけなかった。

たまたま見かけなかっただけかもしれないし、パーティーとかではっちゃけたりしている人もいるだろう。アジア人よりお酒が強いこともあるだろうし、泥酔しすぎると別の意味で危険だということもあると思う。

それでも二週間くらい外食していて、1人も泥酔している人を見かけなかった(ホームレスのような人はいた)のは、ひとえに文化の違いだと感じた。
そもそも彼らにとってお酒は、嗜むものであって酔っ払うためのものではないというマインドがある。仕事が終わって、本当に仲の良い人と会話をしながらお酒を飲む。2時間くらいしたらそのまま夕食を頼み、デザートとお酒を楽しみ終えたら帰宅する。
なんとなく、私はそこに優雅さを感じた。
こういう文化だったら、私は飲めないなりにもう少しお酒が好きだったかもしれないと。

かと言って、文化とは良し悪しというより個人感で見れば合う合わないの話であって、どちらでもメリットデメリットがある。
ストレス解消に浴びるほど飲みたくなる気持ちもあるだろうし、それで次の日にスッキリするなら泥酔だって悪くない。
向こうの人は、それゆえにドラッグに手を出す人も多い。国によっては日本よりも強く規制されていないし、もう少し日常に近いところにドラッグがある。

でも、合法化非合法かはさておき、日本文化におけるお酒はドラッグのような役割も担っているように感じた。
あくまでもそういう側面があるというだけだが、フェアな目線でみた時にそう思ってしまった。

文化とか教育とか常識とかによって、認識はここまで変わるのだと改めて実感した。わかっているようで、わかっていなかったことをお酒を通して学んだ。
お酒を飲めない私が。
面白いと思う反面、他にも当たり前だと思ってきたものが実は危なかったとか、異常性をはらんでることを考えると少し怖さがある。

やっぱり、こういうものの見方は大事だと思う、今日この頃。

飲めない私が美味しいと思ったお酒をメモして、終わろうと思う。
ここの「生長」という日本酒は、本当に美味しかった。

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