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ホテルの部屋から出られなくなった時の話

ちょっともう真剣にヤバいと思って、
石垣島の病院に行ってみることにした。


これはもう整骨院とかマッサージとかじゃどうにもならないやつだ。


石垣島の病院探しはとても簡単である。
数が少ないから!笑


でも石垣島の病院はどこも混んでいるし、
小浜島から行くとなったら朝イチの船で行かなければ!

と、気合を入れた結果、もう前乗りすることに。


ちょうど二連休が取れたので、
港と病院の中間あたりに宿を取り、
1日目は石垣の店舗のスタッフとランチして、
翌朝、開院と同時に1番乗りで診察してもらう算段だった。


が、もう、船に乗りこむ時点で、桟橋の手すりを伝って歩いてる状態。
(この日初めて手すりのありがたみを感じる)


ランチしてても宿のお風呂に入っててもトイレ行っても寝ても覚めても痛い。

腰とお尻の鈍痛がますますひどくなっている。


病院が開くのが朝9:00。
宿から歩いて20分程なので8:30くらいには出発する予定だった。
早めに起きて支度をして、8:00過ぎた頃、
立ったまま動けなくなる。


1ミリでも動いたら全身に激痛が走る。
痛過ぎて、そしてそのまま時間がどんどん過ぎていく焦りで汗も止まらない。

だ、誰か呼ぶか?
いや、呼んだ所で動けない。
…救急車?

いやいやいやいや!
坐骨神経痛で救急車は気まず過ぎる。


部屋の入り口に寄りかかったまま30分くらい過ぎた。


逆にもう、絶対に今日、病院に行って鍼でも麻酔でも、なんなら手術になっても、
どうにかしてもらわなければ!という気になった。
そして明日は出勤なんだから意地でも今日中に島に帰る!


ヤケクソな気持ちになった時、少し足が動いた。
そのまま勢いで部屋を出て壁をつたってエレベーターにのってフロントのお兄さんにタクシーを呼んでもらった。


つづく

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