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注射イヤイヤおばさん爆誕

フロントのお兄さんに介助されてタクシーに乗り込む。
手取り8万の私がタクシー乗るなんてよっぽどだがもう背に腹は変えられない。
ものの5分で病院に到着。


ちなみにこの時の運ちゃん、
すごく感じ悪かった〜。
たぶん乗る距離が短かったからだと思う。
どうみても歩行困難な客に対してあまりにも不機嫌な感じだった〜。


で、病院着いたはいいけど、入り口から受付まで亀のスピードでしか進めない。
富豪の家の門から玄関くらい遠く感じる。
もう何かにつかまらないと立ってもいられない。
待合ロビーの長椅子の背を手すりにして受付をすると、
すぐに車椅子に乗せてくれた。
少しHP回復。

そこからレントゲンとMRI。
台の上に乗るのも痛過ぎて、MRIしてる間ずっと泣いてた。

そして、
待合室に座ってた80歳くらいのおばぁに励まされながら診察室にIN。

「まぁほぼ坐骨神経痛で間違いなさそうだね。
ちょっと何ヶ所か鍼をやって、
あと注射打ちましょう」

先生は淡々と話してた。
私みたいな症状の患者なんかゴマンといるのだろう。
でも、私には初めての痛みなのだ。
それも歩けないほどの激痛。

なのにそこに鍼と注射とは!!
殺生すぎる!!

まさかの診察室で号泣。
ねぇもういま思い出すと恥ずかし過ぎて死にそう。

注射したくなくて号泣する大人(笑)
先生もびっくり。
横にいた看護師さんもオロオロ。

先生が再度、優しく、落ち着いて詳しく説明してくれて、

「もちろん痛み止めと湿布も出すけど、
小浜島まで船で帰るんだよね?
少しでも早く今取れる痛みはとった方がよくない?」
て言うのだけど、(てかド正論)

「ちゅ、ちゅうしゃしたくないです(泣)」

の一点張り。

「わ、わかった。じゃぁさ、注射はナシにしよう。鍼だけちょっとだけ打たせて、ね?」

もうこの時点での先生の諭し方は対子供のそれだったよね。

交渉の末、鍼2ヶ所で手を打った。
(ほんとはもう何ヶ所か打ちたかったっぽい。)

つづく

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