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たった3週間!お客様の期待をカタチにする“おもテク”精神とは?

サービスの構想からリリースまでたったの3週間!
ショーケース流のスピーディにお客様や社会の期待をカタチにする、チームワークや考え方を紹介いたします!


<語り手>

中村さん1

中村 浩一郎(https://twitter.com/SC_K_Nakamura
執行役員 兼 クラウドインテグレーション事業部
金融デジタルイノベーション推進部 部長

安立さん1

安立 健太郎(https://twitter.com/Showcase_Adachi
営業本部 本部長 兼 カスタマーサクセス事業部
事業部長

髙野さん1

髙野 茂治(https://twitter.com/Showcase_Marimo
ProTech開発本部
本部長

開発期間はわずか3週間。スピーディーに実現できた秘訣とは?

――今回開発した「Type S」について教えてください。

2020年5月にショーケースが開発した「ProTech ID checker Type S(以下、Type S)」は、オンライン上の取引で“なりすまし”などを防ぐ本人認証サービスです。

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安立:オンライン上での取引が増えるに従い、取引の安全性を確保するオンライン認証のニーズに応えるようと開発されました。

前身のサービスとして「ProTech ID checker(以下、PIC)」というサービスもあります。
マネー・ローンダリングやテロ資金供与を防止する改正犯罪収益移転防止法(以下、犯収法)に則った形で本人認証ができ、いまではシリーズで展開しています。
PICはセキュリティの高さが強みで、銀行などの金融機関を中心に多くのお客様に導入いただいています。

中村:PICは犯収法に則ったUIなので、顔を撮影して、免許証の両面を撮影する手順が必要になります。結構な手間がかかりますよね。

一方で、Type Sは手軽さがポイントです。
犯収法に則ったPICに比べ、金融機関以外のお客様にも幅広く使っていただけるように改良しています。


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――「Type S」は、どのように開発を進めたのですか?

中村:新型コロナウイルスの影響からオンライン取引が増え、比例して手軽にオンライン認証できるサービスの需要も増えていました。

そういったお客様の「あったらいいな」を実現するため、急いでプロジェクトチームをつくりました。社内提案書を作成して、経営陣にプレゼンをし、広報と連携しながら、安立さんが部門と部門の間に根回しして、髙野さんが開発メンバーを調整して…

「もう自分たち中心に進めちゃえ!!」
って、ゴリゴリ進めたのがType Sですね。(笑)

意思決定のスピード、柔軟な組織体制、それを歓迎するカルチャー。
このあたりは、ショーケースの強みであり、仕事をしていく上での楽しさでもあると思います。

――働きやすそうな現場ですね!!開発期間はどれくらいでしたか?

安立:企画もリリースしたく立案してから、2~3週間で完成しました。

もともと、開発期間を決めていたわけではないのですが
「Type Sを待っている企業がいるかもしれない…」
と思うと、なるべく早くリリースしたい!と思いました。

ちょうど、4月初旬ころだったのでエンジニアチームにも相談して
「ゴールデンウイークまでにはリリースしよう!」
と決めました。

中村:全員の共通認識があったのと、しっかり準備をしていたので凄く速かったんです。GOサインが出てから、デモ完成まで約2週間でしたもんね。

髙野:そうですね、高速で開発したわりにプロジェクトメンバーの稼働は落ち着いていましたね。しっかり準備して、オンラインで毎日朝と夕方にMTGしたりとか、マネジメントにも気を使っていました。

あと、違うプロジェクトに参画しているエンジニアも、積極的に手伝ってくれましたね。
「みんなでいいモノをつくろう!」という、ショーケースのカルチャーもプロジェクトがスムーズに進んだ要因の一つかも。

――あっという間でしたね…リリースまでに大変だったこと、苦労したことを教えてください。

髙野:開発側は結構ギリギリまで悩むことがありましたね。
Type Sは「顔写真と免許証の顔画像がどの程度マッチしているのか」というマッチ率をAIが算出するシステムです。
その算出をブラウザ側とサーバー側の、“どちらで動かすか?”を決めるのに苦労しました。

開発スタート時はブラウザ側で動かすことを想定していたのですが、開発が進むに連れてセキュリティの観点から“サーバー側で動かした方がいい”という意見が出てきました。

最終的には、その意見を採用してサーバー側に決めましたが、せっかくメンバーが作ってくれたブラウザ側の技術がボツになってしまって…。
その判断が一番しんどかったですね。

中村:エンジニアチームには、僕からもいくつかお願いしました。特に記憶に残っているオーダーは「誰も迷わず、すぐ認証が終わるようなUIを!」です。

“免許証を持って自撮りして、3秒で終わる”
そんなUI・UXに拘ってもらいました。

エンジニアチームは全力で、このオーダーに応えてくれました。
だから、私も全力でエンジニアチームの努力に応えようと思ったんです。
例えば、エンジニアチームからの質問には、いつどんな時でもSlackで30分以内に返事するなど、素早い連携を心掛けていましたね。

短い期間でプロジェクトを成功させるためにはチームワークが重要です。
3週間で開発を成功させて、リリースできたのは部門を超えたチームワーク、そして信頼関係がベースにあったからだと思いますね。


スピード感を持って、他チームと連携しながら開発を進めていくコツは何でしょうか?

髙野:当然ですが、開発手法はアジャイルです。開発しながら、実際に皆でデモを試してみて、そこで修正を加えながら開発を進めていきます。

そこで、初めて気付くこともありましたよね。「リアルタイムで撮影していることが検知できるように、まばたき検知機能を追加したらどう?」なんてアイデアが出たら、すぐに機能追加したり。

いいたい事を言える、それを拒絶しないで受け入れる。
そういった現場の雰囲気が良かったのかもしれないですね。
営業チーム側はどうだった?


安立:開発と並行して、プレスリリースやLPの作成準備をしていました。営業だけではなく、マーケティングや広報といった業務をこなしていて、社内調整も多く、苦労した点はそこですね。

ただ、幅広い業務経験やスキルを獲得できる点はメリットだと思います。

「このリリースは営業色が強すぎない?」など、色々な部門・部署、職種の仲間の意見を聞く機会があり、“相手の立場になって考える”といった調整力が格段に身に付きました!

中村:LPに掲載するキービジュアルにも、ひと悶着あったよね。

安立:ありましたね。
LPに載せるキービジュアルが、フリー素材だとピンと来なかったので悩んでました…


実際にType Sを使って顔認証している人物の写真を掲載したかったので、社内スタッフにオファーして写真を何枚か貰うことにしました。

急な依頼でしたが、他部門の人まで協力してくれたことで、最終的には自分を含めて皆が納得できるキービジュアルになりました!
ギリギリでしたが(笑)

お客様と創り上げる今後の「Type S」

――ショーケースとお付き合いのあるお客様は、現在どのような企業が多いですか?

安立:PICは犯収法に則ったサービスなので、銀行やクレジットカード会社などの金融機関のお客様が多いです。

対してType Sは、犯収法上での特定事業者以外の企業が対象で、チケット販売や決済、イベント、資格取得などのサービス提供をしているお客様が多いですね。「なりすましや不正は防ぎながらも、本人認証をオンラインで完結させたい」というご相談を多くいただきます。

――なるほど。ではマーケティングやセールス観点から、どのようなお客様にType Sをオススメしたいですか?

安立:業界業種問わず「素早く、低コストでオンライン上の本人認証を行いたい」お客様にオススメしたいです。

なりすまし防止や不正感知も含めて、Type Sは対応しています。
安心・安全なオンライン取引をしたい、というお客様に最適です。

導入も簡単で、JavaScriptのタグを貼るだけで利用いただけるので、お客様側での大幅な開発も必要ありません。

また、Type Sはお客様の用途に合わせて、これからもどんどん進化させていきます。
ショーケースのコアバリュー「おもてなしテクノロジーで人を幸せにする」に基づき、お客様、そして、その先にいるユーザが幸せになれるサービスを創っていきます。

「お客様が本当に欲しい機能とは?」
「その先のユーザが幸せになれる“おもてなし”とは?」
そういったことに耳を傾け、お客様と一緒に創っていこうと思います。


中村:今後は「もっとカンタンに導入したい」というお客様に「おもてなしテクノロジー」を届けていきたいですよね。お客様の未来のビジネス想定したサービスや機能をあらかじめ創っておいて、低コストでスピーディーに価値を提供できるようになるのが目標です。

最後に“おもテク”って何ですか?

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中村:あ、そうですよね…ちゃんと、説明していませんでした!

“おもテク”とは、ショーケースのコアバリューである「おもてなしテクノロジー」のことです。

髙野:ショーケースでは、テクノロジーの力で世の中のあらゆる「不」を解消するサービスをつくっています。
顧客の利益はもちろんですが、顧客や顧客のユーザーを“幸せにする”という考え方を持っています。

安立:今回も、「Type Sがあれば、世の中の企業や人が“安心と安全”という観点から幸せになるかも?」という発想からサービスが生まれました。

おしまい


<人事部からのお知らせ>
ショーケースでは、「世の中の不を解消して、人を幸せにするサービスを一緒につくる」仲間を募集しています。

ご興味のある方は、ぜひ一度私たちとお話ししましょう。
気軽にご連絡ください。
https://recruit.showcase-tv.com/contact/

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