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号外について

3月10日「号外・今思うこと〜意志を力にする」というメイの一人回を配信しました。
私の中で考えがはっきりしていても、どんなに気持ちを込めて話したつもりでも、人によって受け止め方が色々である、それは最初から想定内でした。
誤解や反発があった時に、一人一人にもう一度分かりやすく自分の気持ちを説明なども出来ないし、誤解を招く可能性があるぐらいならわざわざポッドキャストで言わなくてもいいのかなと思ったりして、出すのをやめようかなとも思いましたが、私が最も言いたかった事の一つに「しっかり考えて、常に自分の意見を持って、いつでもそれを声にすることが出来る状態にしておくことが、いざという時に”力”に変わることがあると思う」というところでしたから、そこで私なりの思いを声にする事は悪い事ではないと思い配信しました。


その後のフィードバックを見てやはり、それをどう解釈するか、どう読解するか、個人差の大きさは正直感じました。私が本当に意味していた所と全然違う側面だけが印象に残っていた方もいたようです。それも想定内なので仕方ないですけど、一番伝えたかったことが伝わらないのはちょっと淋しかったかな…でも仕方ないと思ってます。

3月10日にあの回を録ってからもうすぐ1ヶ月になります。
あの時あれを聞いて、私の話が大袈裟に聞こえた人もいたかも知れません。日本にいては遠過ぎて実感出来ないの当然でしょうから。ウクライナもロシアも隣国で、政治的にも経済的にも直接的に大きく関わりを持つドイツにいる私とは感じ方が違うのは当たり前です。放送から約1ヶ月、最近はSNSでも、「明日は我が身を想定すべき」という話からの論議が増えてきているように見えます。もちろん、これは何年も前から言われていた話であるのですが、その声がより広がってきている気がします。

歴史や戦争のネガティブを教訓、教養にせねばならないことを私たちはわかっていたはずだけど、平和だったからそれが出来なかった。

今、現在進行形で、戦争が起こっている。今この瞬間にも兵士たちだけでなく、多くの民間人が命を奪われている。

その今を同じ地球上で生きる私たち。戦争の恐怖をそれほど感じずに今を暮らせている今だからこそ考えようよ、今考えなくていつ考える?いつ議論する?って事も言いたかった。
考えをしっかり持っていることで、それを声に出来る準備を整える。いざという時、その意志が、声が力になることもあると思う…ってそれが一番言いたかったのです。

戦争の背景は本当に複雑に屈折しているし、最終的には負けた国が「悪者」にされたりするのは歴史から学んでいます。
今の戦争、現段階でも、誰が、どちらの国がどうしたとか何を言ったとか、昔の戦争とは違い、CGなど技術を悪用しての捏造や、ネットやを介しての情報戦もあり、何が何だか分からないのが本当のところです。
ただ、本編で話した通り、私の個人的な意見としては、ロシア側にどんな理由や言い分があったとしても、主権国家に対し武力行使が許されるべきではないと思っているから、私の中ではプーチンの肩を持つことは出来ないのです。ロシア人が悪いとは言ってません。

独立した国に対しての武力行使が罷り通ってしまったら、日本にもしそんな大惨事が降りかかってきた時に、世界がそれを許す、仕方ないと諦める、日本にも原因があるから、知らん!ってなっていいの?ってことでは。
いつ攻めて来られてもやったもん勝ち、やられたもん負けって理屈でいいの?ってことを思うんですけど。

その戦地から逃れてきた人々が到着する駅で彼らを目の当たりにした私がその時の気持ちを話した回なので、私の中ではすごく緊張感があり緊迫していました。違和感や温度差を感じた方はいたと思います。それでも、最後まで聞いてくださった方々に感謝しています。

私の配信を聞いて、「全く実感がわかずに、祈る以外何もできずに申し訳ない」というような声も届きました。いえいえ、そうして気持ちを言葉にしてくれること、祈ることをしてくれることでも十分思いを感じ取ってくれたと感じて嬉しかったです。
また「少ない額ですが寄付してきました」というような声も結構いただきました。寄付のアクションも本当に素晴らしいと思います。ただ、私、あの配信で、「こっちは大変な人たちが沢山いる、みんなも一緒にこの辛い気持ちを共有して」とか「寄付の協力をお願いします」なんてことは一切言っていたつもりはないんです。むしろ私の本音は、日本だっていつ何があるか分からない、明日は我が身もあり得るのかも知れないと考えて、万が一の時にお金は大事に日本のために遣ってほしい…日本は災害とかもすごく多いし…って考えてたんです。そしたらあの放送の数日後に、久々に大きな地震が発生したでしょう?う〜ん…

本当に日本も大変だし、この先、絶対大変になるし(これは私の想像内でですけど)日本の皆さんには絶対に日本を守ってほしい、そのために、お金も大事にして、物事よく考えて、この戦争を遠目で見れている今だからこそ、しっかりいろんな側面から万が一を考えるべき、この戦争をただどこか遠くの国の出来事とふわーっと見てるだけではなく、今がもう日本人が日本を守るためにどうしたらいいか、どう考えたら良いかを気付けるかも知れない最後のチャンスではないかと思ったんです。ネガティブを教訓にすることは出来ないだろうか?って事を伝えたかったのです。

ほとんど個人的な感情論にすぎない話ではありましたが、聞いてくださった皆さん、そして何かを感じてくれた皆さん、一緒に考えてくださった皆さんを近くに感じたいと思っています。

追記☆配信した翌週の週末だったかな、友人宅でブランチをしている時に、ドアベルが鳴り、出てみると、小さな女の子が4人。年齢は恐らく5歳から8歳ぐらいの近所の年齢はバラバラの友達同士だと思います。
写真の輪ゴムで作ったブレスレットを買って欲しいと。理由は「ウクライナから来た子供たちにお菓子を買って持っていく」って。
私の暮らす街には結構多くの戦争難民の方々が入ってきています。友人の多くも住居を提供して協力しています。なので、普通に、彼らを見かけるのです。こんな小さな子供たちまで戦争の事を近くに感じざるを得ないのです。もちろん知識や認識のレベルは子供なりですが、それでも、家を爆破されて逃げてきた人たちって事は5歳の子でも口にしてました、分かるんです。その中で、自分達が出来る事を閃いて、輪ゴムのブレスレットでお金を集めているんです。500円とか1000円集めてスーパーでお菓子を買って届けるんだそうです。お菓子は子供たちをHappyにするって。可愛いですね。そして頼もしいと思いませんか。こんな小さな子供たちだって「考えている」のです。

小さな子供たちの思いがこもったこのブレスレット、私も戦争が終わるまで毎日しているつもりです。涙が出ます。世の子供たちの未来のためにも、実際に出来ることがなくても、私たちはしっかりと考えていくことだけは諦めずに怠らずに行く必要があると思っています。 

長々と読んでくださりありがとうございました。


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