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番外編

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私が書いています小説的内容とは別に番外編として、少しノンフィクションも交えながら昭和・平成時代の懐かしい話をマガジンにまとめていきます。
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番外編:不良中学生の休日(友人の部屋編)

自由奔放な不良中学生の休日小学生時代、"ダンス甲子園"に衝撃を受けて以来、ダンスをすることに明け暮れていた僕が通っていた中学。 昭和-平成という時代背景もあり、ヤンキーが多い時代のヤンキーが多い学校に通っていた。 僕はダンススクールに通い出すことになり、大人に混ざって精一杯の背伸びをしながら夢中になれることを見つけて努力し始めるのだが、休日は同級生と群れて過ごす時間が気楽で心地良い。 僕は昔も今も自分の家に人が来るのが苦手で、自分の家に招くのは気心が知れた仲のメンバーだけ

番外編:破ったデニムと親父

買ったデニムに穴を開けた息子思春期というものだろうか。 小学生からダンサーという人種に憧れ中学生になってもダンスの真似事をしていた僕は、同じダンスチームにいたお洒落なケイタとよくファッション誌を見るようになっていた。 俗に言うヤンキーの多い僕らの校区では、ケミカルウォッシュのデニムを履いているヤンキーが多く、黒人文化に憧れる僕らはそれとは違う服装を真似ようと試行錯誤の日々。 踊っていれば楽しいという小学生も、少しずつ服装を気にするようになるのだが、まともな小遣いもなければ

番外編:スーパーカセットビジョン

・ ゲーム機の登場今ではPS5やNintendo Switch、スマホのゲームなど、高画質で映画を見ているようなゲームが当然のように存在しているが、幼少期に僕が初めて遊んだゲーム機と呼ばれるものは友人が持っていたドンキーコングのゲームウォッチ。 我が家では金銭的事情なのか「ゲームをさせない」という親の意向なのかは分からないが、ゲームウォッチの代わりに僕が与えられたのは"ウォーターゲーム"というアナログな輪投げの玩具。 ファミコンの登場チープな玩具で満足できない僕は友人の