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【プライベート】今までで一番テンションの上がった日

BUMP OF CHICKENのライブに行ったことで、今までで一番テンションの上がった日を思い出したので、その日のことを書きます。

それは15年前、2004年11月2日、高知県高知市の港にあるBAY5 SQUAREというライブハウスでのお話。

高知県で高知大学に通いながら一年間過ごしていた中で、ライブの設営・運営のバイトを何度かしていた。

この日、【BUMP OF CHICKEN MY PEGASUS】のライブがあった。

この日はシフトが入っていなかったが、どうしてもバイトに参加したくて、懇願し、入れてもらうことができた。

結構音が漏れてきたので、外で待機中もリハの様子などを聴くことができてテンションが上がっていた。

しかし、始まる前に配置を聞くと、入り口で遅れてきた人の残りということで、ライブ中は音を聞くのみだった。
一緒にバイトに入った友達は、中で全部見られて、すごく羨ましく思っていた。
正直ちょっと涙目になりながら、漏れてくる曲を口ずさみ、歌詞のアレンジなどを探していた。

曲目が全部終わったところで、裏口の防波堤のところの警備に行くよう指示された。

しばらくすると、ぐったりとした感じでボーカルの藤原基央さんが裏口から現れた!
「向こう側にいるみんなに挨拶がしたいんだけど」と言い、防波堤の登れる場所を伝えると、防波堤に登って、チケットを取れずに防波堤の向こう側に集まっていたファンに話しかけた。

「お前らちゃんと聴いてたか!? 俺、お前らも一緒にライブしたと思ってるから!」と言って、そのとき持っていたタオルやそのとき着ていたTシャツをファンにあげた。
サインを求められると、「今はサインより握手の気分なんだ」と言いながら握手をしていた。

結構高さがあって危なかったので、落ちないように警戒しながらそばについていると、藤原基央さんは「(そんなに心配しなくても)大丈夫だから」と言った。
そこでなぜか、「俺もファンです」と返してしまった…

そして、楽屋に戻るときに僕に「警備員サンありがとう」と言ってくれた!!

その後しばらくすると、新しいシャツを着て、ハーモニカを手に持ってまたやってきた!
「一曲やるから、明るい曲と暗い曲どっちがいい?」とファンに聞いて、曲名は忘れてしまったけれど、明るい誰でも知っている有名な曲を一曲、ハーモニカで披露した!

そして最後に、「来年もまた来っから!!」と言って楽屋に帰っていった!

最も敬愛し、話してみたいと思う遠い世界の人と話ができるなんて、思ってもみなくて、生きてきて一番気分が舞い上がった良い日だった!!


ちなみに、バイト終わりにグッズを買っても良いと言われたので、その日のバイト代の2倍くらいの金額のグッズが買えました!

カーペディエム