【推薦・AO入試】小論文の書き方①(基礎編)
小論文の試験対策が必要な人向けのお話です!
今回は、「小論文の書き方①(基礎編)」ということで、A~Eの5段階評価なら安定して『B以上』を狙うために必要なことをまとめました!
最高評価の『A』を狙いたい場合は、今回の〈基礎編〉をマスターした上で、次の「小論文の書き方②(実践+α編)」を習得してください!
では、さっそく本題に入っていきます。
小論文ってなに??
小論文とは、「1つのテーマについて論理的に書いた文章」のことです!
簡単に言うと、「客観的な作文」です!自分の思ったことを、感情ではなく論理で伝えます。
国語の試験で例えると、「作文→小説」・「小論文→評論」みたいな感じです!小論文では、「作者の気持ち」ではなく「筆者の主張」を伝えることを目的としています。
これだけでは、まだ何を求めているのか分かりにくいので、次は小論文の評価方法を確認しましょう!
小論文の評価基準
まずは、自分の目で「小論文の評価基準」を確認しましょう!
リンク先は、Googleの「小論文 評価基準」の検索結果の画像です。
検索で出てくる画像の最初の10個くらいを見れば、求められていることが大まかに分かると思います。
大体まとめてみると、『発想力』・『論述力』・『表現力』・『文章力(漢字など)』・『字数』の5点が主な評価対象になっています。
特に、『発想力』・『論述力』が重視されている傾向があります!この2項目で評価の約半分を占めている場合もありますね!
つまり、小論文の試験が求めている能力は、「自分の頭で考えられ、その意見を人に納得させられる力」です!
オリジナリティーも必要ですが、主観や感覚ではダメです。
テーマに対して、当事者意識を持ち、〈自分の視点で見たもの〉を〈他の人も納得できる形〉で表現することを意識しましょう!
次はいよいよ「書き方」です!
小論文の3部構成
《1.結論》・《2.具体例》・《3.まとめ》の3部構成で説明していきます。
《1.結論》
まず初めに、《結論》を書きます!全体の1~2割程度の行数を使ってください!
主張したい自分の考えを、できるだけコンパクトに書きましょう!
ここでは、オリジナリティーは出しにくいことが多いです。なにか画期的な案が浮かべばいいですが、小論文で使い古されたようなテーマで、今までにない主張は難しいです!
よって、ここは無理をせず、自分の考えをそのまま書きましょう!変に奇をてらった主張をする必要はありません!
《2.具体例》
2番目に、結論で述べたことを相手にイメージさせるために、できる限り具体的な場面を思い浮かべて、言葉で説明します!全体の5~6割くらいの分量です。
ここで大事なことは、〈自分の視点で見たもの〉を〈他の人も納得できる形〉で表現することです!
客観性が大事だからといって、伝聞のような誰かの話をそのまま書いては、いつまでたっても独創性が生まれません!
この《2.具体例》が最も自分らしさを出せるところなので、まずは、《1.結論》に関係したエピソードを、できる限り具体的に思い出しましょう!
エピソードを書いた後に、「ここから分かることは~だ」や「こういうことは~でも起こりうる」や「他の人の場合でも同様に~となる」などの書き方で、一般論に落とし込み、客観性を出していきましょう!\_( ・`ω・´)ココ重要!
《3.まとめ》
最後は、「《1.結論》+『課題・抱負』」です!残りの2~3割くらいで書きます。
もう一度《1.結論》を確認し、その《結論》に対しての今後の課題や、自分やみんながすべきことをまとめて、締めくくりましょう!
「~していくべきである。」、「~という努力をしていかなければならない。」、「~を心がけていきたい」などの表現を使うと、締めやすいです。
《1.結論》→《2.具体例》の流れで、お題に対してのすべきことなどがイメージされているはずなので、最後に「これから自分(みんな)がどうしていくべきかという決意表明」をするような形で終わると、一貫性と当事者意識も現れやすくなります!
最後に
今回のお話では、小論文の評価で重視されやすい『発想力』・『論述力』に重きを置いてお話しました。
漢字や語彙力、言葉の使い方などは、一朝一夕では身につきません!日頃から、分からない言葉を調べるくせをつけておきましょう!
また、今回紹介した3部構成は、対策本などでは《序論》・《本論》・《結論》と書いてあることが多いです。しかし、イメージが湧きにくいので、僕オリジナルの表現で紹介しました。
小論文試験も、他の試験と同様に、試験する側の事情によって、求めていることが違い、試験の基準も変わってきます。相手を分析して、求めていることを探っておきましょう!
※「【推薦・AO入試】小論文の書き方②(実践+α編)」に続きます。
カーペディエム