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【お話】反抗期バンザイ

今回は、「反抗期」についてのポジティブなお話です!

反抗期の子を持つ親だけでなく、当事者である反抗期の子どもたちにも知ってほしいことをお話します!


【※本題は「②反抗期って悪いこと??」からなので、お急ぎの方はそちらからご覧ください!!】

①「反抗期」とは??

まず、「反抗期」とは何でしょうか??

ベネッセ 教育情報サイト」には、以下のように書いてあります。

「反抗期」とは、一般的に「子どもが人の意見や指示に反抗することが増える時期」を意味しています。よくいわれる反抗期は人生において一度ではなく、二度。幼少期の反抗期を「第一反抗期」、思春期の反抗期を「第二反抗期」と呼びます。

どこを調べても、似たようなことが書いてあり、意外と曖昧な定義だったりします。

「反抗期」って意外ときちんと定義された言葉ではないのかな?と思って調べていると、慶應義塾大学出版会のサイトの中で、『「第二反抗期」は専門用語か』という記事を見つけました。
以下、記事の一部の引用です。

〈前略〉
何故なら、欧米の青年心理学研究の論文や概説書の中には「第二反抗期」は専門用語として登場してこないからです。
〈中略〉
他方で、高等学校公民科「倫理」の教科書や文部科学省が出している生徒指導提要の中には、青年期の発達的特徴を表す用語として、第二反抗期が強調されて紹介されていました。日本でこの用語が周知されているのは、この辺りに原因があるのかもしれないと考えているところです。
〈後略〉

つまり、学校や教育に関わる組織が「反抗期」という時期を重視していることで、世間に広まった可能性があるということですね。

そこで、「文部科学省」のサイトを見てみると、「3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」の『(3)青年前期(中学校)』という項目を見ると、次の記述がありました。

さらに 、親に対する反抗期を迎えたり、親子のコミュニケーションが不足しがちな時期でもあ り、思春期特有の課題が現れる。

つまり、文部科学省では「反抗期」について、中学生のあたりで起こる現象であり、重視すべきことの一つとして捉えていることが分かります。

長くなってしまいましたが、簡単にまとめると、ここでお話したい「反抗期」とは、「思春期に、急にグレたかのように反抗する時期!」としておきます!
(風呂敷広げておいて、最後ざっくりですみません…^^;)


②反抗期って悪いこと??

さて、本題です!

『①「反抗期」とは??』では、定義がやや曖昧な部分もありました。
しかし、「我が子が反抗期になった!」、もしくは「私が今反抗期である!」という方々にとっては、定義などどうでもよく、「今反抗期で悩んでいること!」が最も重要なことだと思います!

そこで、「反抗期」のポジティブな面を知り、少しでも受け入れやすくしていきましょう!!

僕にとって「反抗期」が嬉しいことだという認識に変わったのは、実家でたまたま見ていたNHKスペシャル『ニッポンの家族が非常事態!?第1集
わが子がキレる本当のワケ』
がきっかけでした。

番組の紹介の中に、次のような部分があります。

厄介に思える思春期の問題行動だが、人間が高度に脳を発達させる上で、極めて重要な意味を持っていたのだ。

この番組を見たのは、そのとき一度きりでしたが、僕にとってはものすごい衝撃でした!!
思ったことは、『反抗期って成長痛と一緒じゃん!!!』です!

「もし背が伸びるなら、痛くて夜眠れなかったとしても、一時的にならその痛みを受け入れたい!」と思う人は少なくないのではないでしょうか!?
言い換えると、「成長痛」を「急に背が伸びるときに起こるの副作用」と捉えることもできます!

つまり、「反抗期」は「頭が良くなるときに起こる副作用」という見方ができるということです!!


③反抗期バンザイ!

僕は、「反抗期」は「頭が良くなるときに起こる副作用」という見方をするようになってから、子どもの反抗期で悩んでいる保護者の方には次のようにアドバイスしています。

・本人も好きで反抗期になっているわけではありません
・むしろ、脳が成長しているのだから喜ぶべきことです!
・だから、子どもに辛く当たられたら、頭の中で次のように思うようにしてください!
 「よしよし、我が子が賢くなってる!!o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪」


そして、反抗したいわけではないのにしてしまう子どもにも、同じようなことを伝えています。

・好きで反抗してるわけではないよね。本当に嫌いなわけじゃないでしょ?
・反抗期は自然に起こることで、そのうちちゃんと収まるから安心して!
・むしろ、頭が良くなるときの副作用なんだから、勉強しないと損だよ!


反抗期に悩む人々の心を、少しでも軽くできれば幸いです。

カーペディエム