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カフェイン依存からの脱却

私とコーヒー

朝食前にレギュラーコーヒーを淹れて飲む。
しばしの間、香りと味を楽しむのが朝のルーチンとなっている。
しゃきっと目が覚め、身体が徐々に動き始める。
朝からコーヒーがないと1日が始まらないくらい生活の相棒となっていた。
20年位前からの習慣であり、ほぼ毎日レギュラーコーヒー3〜4杯は飲んでいた。
自宅にいる時はもちろん、会社でももちろん、出張や旅行などでホテルに泊まった日でも飲む。
街中でコーヒー屋さんの前を通ると焙煎された豆の薫りがたまらない。ふらふらっと入りたくなる。

コーヒーをやめてみよう

そんなある日、何かに刺激され、体にいいだろうとの思いつきで、突然カフェイン断ちをすることにした。
コーヒーだけでなく、紅茶、緑茶などカフェイン含有食品を一切断った。

やめた結果

カフェイン断ちを始めてすでに1カ月半が経った。
良くなったことは朝の頭のスッキリ具合の向上と、寝起きの良さ。
若干血圧も低くなったように思う。
悪いことは今のところ思いつかない。タバコと違って、コーヒーが飲みたくて仕方がないことはない。

気をつけること

気をつけることが一つだけある。
カフェインの断ち方には充分な注意が必要だ。
高用量(コーヒー3〜4杯の概算カフェイン摂取量:400mg)を摂取していた私が、急にカフェインをやめたために禁断症状が出てしまったようだ。

禁断症状(カフェイン離脱症状)

今日は自身が経験したカフェインの禁断症状について述べたい。
コーヒーをやめた当日の夜、ビールを飲み始めたころからズキンズキンと脈打つような激しい頭痛と吐き気に襲われた。まるで安い酒に酔ったような気持ち悪さが続き、なんとトイレで嘔吐してしまった。これら頭痛・嘔吐がいわゆるコーヒーの禁断症状(カフェイン離脱症状)だった。頭痛は2日間続いたが、3日目から気にならなくなった。

<カフェインによって頭痛が生じる理由>
カフェインの作用「血管を収縮させて血流を悪くする」
~カフェインが体内から抜けると、収縮した血管は少しずつ拡張し元に戻る。収縮から解放された血流は本来の量に戻るため増加し、これが頭痛の原因となる。

カフェイン離脱症状は精神科領域の疾患とされ、クリニックで治療することもあるらしい。
今回、離脱症状を経験して多くの食品に含まれるカフェインの怖さを知った。
カフェイン断ちを試みようとされる方への助言。後で知ったことだが、カフェインは突然やめるのではなく、7~14日かけて徐々に減量するのがいいらしい。

今後も一切カフェインを摂らない意味ではないので、きっかけがあれば香り高い淹れ立てのコーヒーを楽しもうと思う。

※参考
【カフェイン離脱の診断基準(#DSM5)】
A. 長期間・毎日のカフェイン消費
B. カフェインの突然の中断またはカフェイン減量後24時間以内に、以下の徴候または症状のうち3つ(またはそれ以上)が発現する。
1. 頭痛
2. 著しい疲労感または眠気
3. 不快気分、抑うつ気分、または怒りやすさ
4. 集中困難
5. かぜに似た症状(嘔気、嘔吐、または筋肉の痛み、硬直)
【食品に含まれるカフェイン量(厚生労働省、農水省)】
玉露・・・160mg/100ml
コーヒー・・・60mg/100ml
インスタントコーヒー・・・57mg/100ml
紅茶・・・30mg/100ml
煎茶、ウーロン茶、ほうじ茶・・・20mg/100ml
玄米・・・10mg/100ml
エナジードリンク・・・32〜300mg/100ml
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html(厚労省)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html(農水省)

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