尽くすファンでした


追っかけ時代の黒歴史を書いてきました。

同じようなタイトルをつけてややこしいですが、

また思い出したので書きます。


私は、好きな人の好きなものを好きになろうと頑張っていました。

ありがたいことに(?)、私と、追っかけていた対象の彼は

ゲームが好きという共通点がありました。


ここで軽く説明しますが、

追っかけていた彼は舞台に携わる仕事をしていました。

私は彼の舞台を観に行く常連、

そしてSNSでメッセージを送る大ファンでした。

彼には存在を認識されていたと思います(でも良い反応はもらえず)。


彼の好きなゲームはサバイバルとかアクション系のゲーム。

私の好きなゲームはRPG。

彼が好きだというアクションゲームを買って、プレイしました。

(今思えば、自分はアクション系ゲームが苦手でしたが、頑張っていました。)


でも、彼がそのゲームについて語るとき、SNSで発信するとき、

他のファンよりも理解ができ、楽しめたのです。

それが何より嬉しく感じました!!!

ファンを出し抜いている、というのもあったかもしれないけど、

彼と同じゲームを楽しめていることで

彼の心に近づくことができているような気がしたのです。

頑張っていましたね、私!


彼はソーシャルゲームもやっていて、

ある日突然、SNSでフレンド募集を始めました。

真に受けた私は、すぐにフレンド申請をしました。

フレンドになったからといって、

一緒に遊べるわけではなくて、

ライフ(プレイ回数制限)が無くなったら、フレンドから追加でもらえる、

とか

フレンド数が何人以上でゲームが進行するクエストがある、

とか、それらのための要員でした。



最初は形だけでもフレンドになれて、

一緒のゲームをしていることが嬉しかったのですが、

利用されているだけなんだな~と感じると、寂しくなりました。


私、彼の好きなことに一生懸命だったな~と今は思います。

「自分」がありませんでした。

「自分」が無いから、彼の色に染まって

少しでも好きになってもらおう、支えになろうと、思っていました。

尽くすファンでした。

サポートありがとうございます。