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9.理想は壮大すぎて

サポステに行って、これまでの職歴や、
パワハラに遭ったこと、職種選択に悩んでいることなどを話した。
聞いてもらえるだけで、気持ちが軽くなった。
これじゃん、これが必要だったんだ!

そう思っていたんだけど、
「では次回から求人検索していきましょうか」と言われて、すごくあせった。
まだ何も光が見出せていないのだ。
どんな職種がいいのかまったくわからない。

急に突き放された感覚がした。

次回サポステに行くまでに、職種またはやりたいことを決めておきたくて、
「適職の地図」という本のワークを1週間やった。
すごくわかりやすいし、1日分のボリュームもそんなにない。
「こんなのでいいの?楽~」と思いながら、進めていった。


この年齢になって、初めて自分と向き合うんだなぁと思った。
すごく大事なことなのに、やって来なかったね。

さて、
今思えば、珍妙な回答になった気がする。
自分のやりたいことは何か、最終結論は…

愛を持って人と接する

え?壮大!?
だけど、自分らしいなと思った。

そのために何をしていけばいいか、というのもワークで書き込んでいく。
(ちなみに最初の一歩は「職歴を整理する」「職務経歴書を書く」になった。謎。)

その時は、まさにこれだ!!!という感じだった。
パワハラを何度も経験し(何度も経験しているのかよ…)、
傷つけられたからこそ、私は人を大切にしたいと思っているのだ。

人生の指針が決まった。
さて、これをどう職業に落とし込んでいくのか。


サポステに行ったとき、さすがに「愛」とか言えなかったので、
「接客の仕事を探しています」と言った。

だけど、私には販売の仕事はできないなと思った。
相手をその気にさせて、商品を買ってもらうような気がする(HSP)。
自分が心の底から良いと思っている商品ならいいけど(HSP)、なかなかそんな物はない。
消極的だし、口下手なので、押すことができない(HSP)。
HSPの苦手なことオンパレード。

レジ打ち、したくない。
営業回り、したくない。
電話セールス・応対、したくない。

接客といっても、自分ができる世界は狭い。

また壁にぶち当たった。
「愛」って、
「愛」の溢れる世界になったら素晴らしいけれど、私には荷が重すぎるのでは!?

一方で、人間嫌いの自分もいるのだ。
だから、「地道にコツコツできる仕事もいい」とも言ってみた。
「接客だと、コツコツできる仕事ではなくなりますね。臨機応変さが必要になりますし」

私は、暖房の効いた部屋で氷を解かさないようにする、みたいな、
真逆のことを両立させようとしていたのか!

よくわからなくなってしまった。

つづく

サポートありがとうございます。