見出し画像

お好きな方には怒られそうですが、「パチンコ」や「パチスロ」なんてもの、この世にいりますかね? 一応あくまで「私は…」ってことで言いますが、即刻無くしてもらっても何にも困りません。例えば無くなる当日に、「あ〜、今日でいよいよ終わりなんだなぁ」的な感慨も一切湧かないですね。断言できます。

法律では合法。だけど、実態は完全な賭博。

私はあんなもんいらないと思ってますけど、どうしても残したいなら、正式にギャンブル(賭博)と認めて、公営ギャンブルやこれからやるかもしれないカジノなんかと一緒に、法律をきちんと定めて(定め直して)統括やら再編やらを真っ当に行ってみてはどうですかね? いろいろと既得権益が無くなって、困る人はめちゃくちゃいっぱい出てくるでしょうけど…。

存在がある以上、依存症含めた社会問題が無くなることはないでしょうけど、少なくとも少しくらいマシにはなるでしょう。特にあのパチンコやパチスロで採られてる「三店方式」とかいう姑息極まりないシステムを完全に無くすことはできるでしょう。

パチンコ・パチスロは、事実上、というか、実態は「賭博」です。とは言え、一方では風営法という「特殊な法律」によって守られ、半世紀以上にわたって日本で親しまれてきた「遊戯」でもありました。
「賭博」じゃなくて「遊戯」です。法律上はね。でも、たくさん出た玉が、タバコやお菓子に交換できるだけじゃなくて、大半の人は「現金」に交換するわけです。それができるわけです。大っぴらにね。それはもう「賭博」でしょ(笑)。

公然の事実「特殊景品」「三店方式」。

まぁ多くの方がご存じだと思いますが、パチンコの玉、パチスロのコイン(もちろん現金じゃないですよ)が、どうやってお金に化けるのかを整理します。

遊んで玉やコインがいっぱい出ました。→ お店の中で数に応じて「特殊景品」に交換します。→ お店の外に「景品交換所」なるものがあって、そこに「特殊景品」を差し出すと、あら不思議、リアルなお金になって戻ってくる(換えてくれる)というわけですね。

「景品交換所」は、お店の出入り口付近などのそう遠くない場所にあったり、お店が入ってる建物の内部に存在している地域もあるようです。
「特殊景品」には、ライターの火打石、ボールペン、ゴルフボールなど、さまざまな品物が使われてますが、東京都では1990年頃から金商品が導入されたそうです。

「三店方式」の「三店」とは、「パチンコ・パチスロ店」「景品交換所」「景品問屋」のこと。
営業の流れは、以下の通りです。

「三店方式」による営業の流れは、こう。

ちゃんと書きますね(笑)。

① 客がお店に来ると、遊技場営業者である「1:パチンコ・パチスロ店」は、客の現金と遊技球(いわゆる「出玉」)を交換します。

② 客はパチンコ・パチスロで増やした出玉を店内のカウンターに持ってきて、お店側は出玉を特殊景品と交換します。

③ 客が特殊景品を「2:景品交換所」に持参すると、古物商(この資格がないとできないことになってます)である景品交換所は特殊景品を現金で買い取ります(つまりはお金と交換します)。

④ 「3:景品問屋」が景品交換所から特殊景品を買い取り、パチンコ・パチスロ店へ卸します。

「景品問屋」は、景品交換所やパチンコ・パチスロ店とは人的・資本的には別の法人が営業。「景品交換所」も、パチンコ・パチスロ店及び景品問屋とは人的・資本的には別の法人が各都道府県の公安委員会に古物商の許可を受けて営業してます。これは、風営法が「自社買い」を禁止しているからですね。
パチンコ・パチスロ店と景品交換所は、特殊景品について客や景品問屋を介在させており、「パチンコ・パチスロ店と景品交換所は無関係だぜ」という「建前」になってるわけです。

それと、パチンコ・パチスロ店の店員が客に景品交換所の場所を教えたり、店内の案内板などに景品交換所の場所を記載することは、風営法違反に該当するため、すべて禁止されてます。
まぁ、知らなくても店の外見たらすぐわかるかもしれないですし、わからなくても知ってそうな客に聞けば教えてくれるでしょうし、店員は教えなきゃいいんだから「独り言」でも言えばいいんじゃないですかね(笑)。

姑息な理屈だなぁ、と思います。

要するに、他の業者が介在してて、客と店の間に「直接の賭博関係」はなく、だからパチンコやパチスロは「博打じゃなく健全な遊戯であります」という言い分ですね。
思わず笑いながら、この文章打ってますが、「じゃあ」ということで、パチンコ業界以外の業者がこの三店方式と同様のやり方で「賭博」を主催(営業)したら、まず間違いなく警察のご厄介になるでしょうね。過去にもそういった事例は色々とあったようです。つまりは、このシステムは、あの業界だけに「特別に許されてる」「特別なルール」なのですね。

なぜなのか?
下にリンク張っときますけど、こういうところのメンバーリスト、特にいちぱん下のあたりなんか見ていくと、よーくわかりますよ。
関連団体などへの役人の天下りなんかも、いろいろと多いらしいですしね。

こりゃなくならねーですよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?