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自分を裏切ることで新しい空間が生まれる

福岡はとてもいい天気。冬はやっぱり日本海側だからなのか、どんよりとして曇り空の日が多いけれど、今日は気持ちいくらいの晴天です。

窓辺から差し込む陽は、ポカポカとして暖かい。
何しようかと、PCを開いてぽちぽちと検索していたら、昔やっていたエキサイトブログの自分の記事を出会う奇跡。

2008年から数年間だけだけど、当時書いていた記事はなんだか新鮮だった。
Parisのコレットについて軽く触れた記事を見つけて、あぁ今はもうないんだなと思うと少しだけ寂しい気分になる。

時が経てば、無くなるものもあれば、新しく生まれ変わるものもあり、変わらずにそこにあるものも当然ある。

時間はどうして進むのだろうかと思ってしまう。
あの時、ああしていればとか、こうしていればとか、ゲームセットの後の後悔なんて言い出せばキリがないけれど、生きるということは時間とともにあるんだなと、つくづく思ってしまう。

そんな時間を閉じ込めることのできる空間を、いつか自ら創りだせたら、とても素敵で、居心地のいい場所になると思う。

以下、懐かしいブログ記事より。

2008/9.29/00:37
『自分を裏切ることで新しい空間が生まれる』

こんばんわ。昨日、今日と急に一段と寒くなり、軽く羽織るものが恋しくなったきた今日この頃。

今日は最近少し気になった人物について紹介しようと思います。

インテリアデザイナー片山正通氏である。ストリートブランドからラグジュアリー、オフィスやレストラン、インテリアなど幅広く活躍する人物であり、海外のブラントからも高い評価を受けている。

最近では全面リニューアルしたパリのコレットを手がけたのがこの片山氏である。
ほかにもBAPE STORE® HARAJUKなど様々なものを手がけている

片山氏が空間をデザインするときはいつも、まず「距離感」や「違和感」を考えるそうだ。

この距離感と違和感をいうのが、要素を対比させるもの、つまり、先日のアネットにもあったように、「聖と俗」のようなもの、それが空間にもあると片山氏は考えている。

それが「距離感」と「違和感」というのだ。


そこでしか味わうことのできない空間を創ること。クライアントによって、全く違う自分の作品を生み出すことが面白いのだという。

片山氏が手がけた空間は、普段私が出かけて通るようなところにいくつもある。これからは少し足を止めて見ようと思う。

写真はパリ〈コレット〉

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片山正通氏 作品集『Wonderwall Masamichi Katayama Projects No.2』

colette(フランス・パリ):2008.09.29先行発売
ヨーロッパ:2008年10月
アメリカ:2008年11月
日本:2008年11/12月

※コレット跡地はいまサンローランのコンセプトストアになっています。
Paris行きたい。。。


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