見出し画像

スマホだけで同人誌作りました (3)表紙の原稿サイズ

前回の記事で原稿のサイズについて書きましたが、表紙の原稿サイズについて書くのをすっかり忘れていました。

表紙についても本文と基本は変わりません。

・カラーなら解像度350dpi
・仕上がりサイズ+塗り足し=原稿サイズ


という考え方は同じです。
ただし、

・本の厚さはどのくらいか
・表紙(表1)と裏表紙(表4)をつなげて作るか、別々に作るか


などによって原稿サイズが変わってきます。
特に、表紙と裏表紙をつなげて作る「くるみ表紙」の場合、背表紙の厚さ(背幅)も必要になります。
背表紙の厚さについては本文用紙やページ数によって変わりますし、印刷所によっても違います。
ですので、これについては入稿したい印刷所のホームページやマニュアルをしっかり読んでいただくのが一番だと思います。


ちなみに私の場合は、

・3冊とも表紙と裏表紙が別のデザインだった
・中綴じでページ数も少なかったため背幅が必要なかった


ということで、深く考えずに表紙と裏表紙をそれぞれ別々に作成しました。(が、後からわかりますがこれはちょっと失敗でした)

それを、各印刷所に入稿しようとした結果はこうでした。

・メディバンファクトリー(イラスト本の試し刷り)
中綴じは表紙と背表紙が分かれていても入稿可能でしたので、そのまま問題なく入稿できました。
無線綴じだと、くるみ表紙での入稿が必須のようです。その場合、本文アップロード後に表紙のアップロード画面に行くと推奨原稿サイズが表示されますので、それから表紙を作ってもよいかもしれません。(アップロードした本文は保持されます。)



・コミグラ(1冊目のイラスト本)
こちらはくるみ表紙のみ入稿可でしたので、表紙の右の塗り足し部分と裏表紙の左の塗り足し部分をトリミングし、MediBangPaint上で繋げて1枚にして入稿しました。
コミグラさんでスマホ入稿する時は、仕様を選んで表示された価格表から希望の部数を選択すると「同人誌かんたん入稿」というボタンが出てくるのでそこから入稿します。
その際、入稿画面の右側に推奨サイズが表示されていますので、そこを見るとよいと思います。


・booknext(2冊目の本)
ここもくるみ表紙での入稿でしたので、1冊目と同じく表紙と裏表紙を繋げて入稿しました。
booknextさんはありがたいことにPNGで無線綴じ用の表紙テンプレートが作れますので、これを活用するのがよいと思います。

・PixivFACTORY BOOKS(3冊目の本)
こちらもくるみ表紙での入稿でした。
ここでも非常にわかりやすいガイドライン入りのテンプレートが配布されていますので、テンプレートを利用させていただきました。


ここまで読んでわかる通り、ほとんどの場合くるみ表紙での入稿となりますので、最初からくるみ表紙で作った方がいいです!
また、booknextさんやPixivFACTORY BOOKSさんのテンプレートに沿って作れば、他の印刷所さんでもだいたい問題なく入稿できます!


【今回のまとめ】
・表紙はくるみ表紙で作るのが無難
・印刷所さんのテンプレートを活用する
・あらかじめページ数や仕様を決めてから表紙に取りかかる



ここまで書きましたが、もしわからないことがあれば、印刷所さんに問い合わせしてみるのが一番よいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いします。

いただいたサポートは次回同人誌を作る際の印刷費やイベント参加費に充てさせていただきます。