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2021シーズン終了

今シーズンが終了。
最後の最後で京都と引き分けて残留することができて良かった。
残り2節を残して降格圏にいて、
その残り2節の相手が周りの残留争いしているチームの中で特に金沢の対戦相手が強いチームだった。
それでもチーム全員が出し切って1勝1分といい成績を残すことができた。
団結とかチーム一つとなってとか、
そんなの無かった。
自分の与えられた場所、
与えられた仕事を全うする。
その力が合わさって一つになっていた。
それ以上に、
自分の仕事以上に、
全員が周りのカバーをすることさえも自分の役割として仕事を全うしていたと思う。

僕自身、
9月前に湘南からレンタル移籍で金沢に加入した。
夏の補強で僕1人。
チームが苦しい状況をなんとか打開するきっかけになってほしいとオファーをいただいた。
それでも力になれないことばかりで、
失点に絡むようなプレーも多く、
全くチームに良い影響を与えずにいた。
うまいことをしなくちゃいけないという思いも強く、
なにか違う方向に思考が進んでいたようにも感じていた。
もう最後の方はがむしゃら、
それだけだった。
自分が攻撃を組み立てるとか、
細かい戦術とか、
こーゆープレーがしたいとか、
そんな思いはなかった。
目の前の相手に負けない、
全力で戻る、
全力で追い越す、
自信を持ってプレーする、
ピッチの上で何を感じ、
何を表現するかだけに集中していた。
最後の方になってそれが徐々に形に見えてくる場面が増えて、
少しずつサッカー選手として充実感が出てきた。
なにか掴もうとしている感じがする、、、
試合や日々の練習でそんなことを思いながら最後の方はやっていた。

追い求めてるのは勝利だし、成功であり続ける。
けど成功ってあんま好きじゃないかもと思ったりもした。
長い間追い求めている割に、
その成功は一瞬に過ぎなすぎて儚い。
それに満足する自分がこれまでたくさんいたから安定しない。
過去も未来もなく今ここでなにができるかでしかない。
それでも、
勝ったりしたらその時は思いっきり喜べば良いし、
負けたらその時思いっきり凹めば良い。
そしてそこに浸ることなくまた次になにができるかだけを追い求めていければ良い。

こーゆー生活をしていればうまくいく、
戦術がこうだからこうしなきゃいけない、
おれはこーゆープレースタイル、

湘南時代も含め、
綺麗事ばかり並べていた自分を客観視することができた期間でもある。
また来年からはどうなるかはわからない。
どこにいるかもわからないし、
状況も違えば、
それを予期することなんて不可能。
だから自分がコントロールできることにフォーカスしてこれからの期間を過ごせていければと思う。

正直悔しいことばかりだけど、
最低限の残留という結果を残すことができて良かった。
悔しさはまた分析して強くなって来年ぶつけたい、、。

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