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友少⑱ 友達は、何年ぶりでも、「おう!」と言う。

友達は、会う頻度に比例しません。

家が近いから、

同じクラスだから、

同じ都民だから、

友達というわけではありません。


友達は、何年ぶりでも、どこにいても、再会したときに、

「おう!」の一言から入ります。

テンションが変わりません。

昨日も会ったかのようなテンションです。

「さいきんどうよ?」

と、まるで喫煙所のトーンです。

これが友達です。



「きゃーーひさしぶりーー!げんきー!?」

とテンションアゲアゲなのは、たいして仲良くない人です。


僕が恵まれていると感じるのは、友達と思うひとほど、何ヶ月も何年も会っていなくても、日常のように感じられます。

なにも特別感がないです。


友達は、スペシャルではありません。

友達は、ノーマルです。


社長だろうが、部長だろうが、人気ユーチューバーだろうが、ノーマルです。


友達と呼ばなければいけないような、

友達だから元気でいなければ、テンションあげなければいけない、と感じるようなひとは、友達と呼ぶのはしんどいです。


なにも変わらず、淡々といられるのが友達です。


社会にとって、何者であるかは関係ないです。


ニートであろうが、社長であろうが、関係ないのです。


それが友達です。



しょーいち

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