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ワンちゃん用おにぎり。<ラフマル#42視聴レビュー>

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「ふるさとが無くなるかもしれない。」

そう感じたことが、今回のゲストである武田 昌大さんが都内で秋田の食材を使った飲食店を展開する理由の一つ。これだけ聞くとネガティヴな印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし今回の動画を通じて感じたのは、武田さんが「やりたいことを楽しんでやっている」ということでした。

2020年4月1日、武田さんは下北沢に秋田のお酒と食材を使ったテイクアウト専門店「お粥とお酒ANDONシモキタ」をオープンしました。都内で2店舗目の「秋田を東京で感じられる飲食店」です。秋田の美味しいお米を使ったお粥やおにぎりと特産品の日本酒やクラフトビール、自社開発した「比内地鶏のおでん」などが人気だそう。コロナで3密を避けたい今、訪れやすいテイクアウト専門店なのも嬉しいところです。

開店初日、武田さんが一番驚いたのが世田谷区の飼い犬の多さ。1店舗目の小伝馬町とは全く周辺の様子が違う。そこで武田さんが思ったのは

「犬はおにぎりを食べられるのか?」

2日目に「犬×おにぎり」のリサーチを爆速で終えた武田さんは、3日目には「ワンちゃん用おにぎり」の販売をスタート。多分この人の血管には血液ではなく、あきたこまちが流れているのだろう。対応が早すぎ。発想が斬新すぎ。

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↑ワンちゃん用おにぎり

武田さん曰く、自分で店長やっていることの面白さの一つは「自分で思いついたことをスグに実証実験して、どんどんメニュー開発できる。」ということ。4月1日の開店以来、メニューの内容やデザインなどの更新を30回以上も繰り返しているとのこと。それってスッゲー大変ですよ。すごいよ。

僕が感じた武田さんのスゴさは「自らやりたいことを楽しんでやった結果、大変なことができている。」という点。人から指示されたら、今回のようなことはなかなかできないと思います。もし上司に「5ヶ月で休まず働いて、売り上げ上げながら30回以上メニュー更新して。」って指示されたら、ただのブラック企業ですよ。しかもコロナ禍。その結果で雇われ店長が「犬用のおにぎり作りたいです!」って本社に言っても、まともに取り合ってくれる会社はほとんどないでしょう。自分がやりたいからできている。続くし、更新できる。武田さんが秋田を元気にする取り組みを楽しんでいるということが、ワンちゃん用おにぎりにはギッシリ詰まっていると感じました。こういう生き方、本当にいいよね!みんなができたらいいのに!と思ったのでした。

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そんな武田さんが運営する「お粥とお酒ANDONシモキタ」では、店長候補となる人材を募集中です。下北の店舗運営だけでなく、武田さんのところに来る地域に関わるお仕事にも関われるそう。興味がある方は下記からコンタクトとってみてはいかがでしょうか。

え、ていうか、俺がやりたいんですけど。(塩尻から店舗勤務は無理・・・汗)
9月は東京に行く予定なので、武田さんのお店にも必ず遊びに行くぜ。

ではまた!

【今回のゲスト】

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武田 昌大さん
1985年秋田県北秋田市生まれ。 2008年立命館大学情報理工学部卒業、東京にてデジタルコンテンツ業界に従事。 2011年8月株式会社kedama設立。2016年5月内閣府が運営する地域活性化伝道師に選ばれる。 秋田の農業の未来に危機感を持ち、若手米農家集団トラ男(トラクターに乗る男前たちの略称)を結成。 お米のネット販売サイトtorao.jpとtoraofamily.comを運営している。 2015年春クラウドファンディングで約600万円の資金を調達し、築133年の茅葺き古民家を活用した新ビジネス「シェアビレッジ(sharevillage.jp)」を立ち上げる。 2017年東京都日本橋に秋田のお米や日本酒が楽しめるおむすびスタンドANDONをオープン。2020年東京都世田谷区に「お粥とお酒ANDONシモキタ」をオープン。

▼シェアビレッジ
https://sharevillage.jp/
▼おむすびスタンドANDON
https://andon.shop/
▼お粥とお酒ANDONシモキタ
https://shimokita.andon.shop/

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