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アニソン・トレンディドラマ・洋楽カバー・渋谷系…昭和〜平成のブームを飾ったヒット曲!

▼アニソン紀元前・紀元後を分けた杏里

近年のヒットチャート上位を占めるアーティストの共通点といえば、『アニメ』。Aimer『鬼滅の刃』、Ado『ONE PIECE』、King Gnu『呪術廻戦』、
髭ダン『東京リベンジャーズ』、米津玄師『チェンソーマン』、
YOASOBI『推しの子』…etc

今日、アニメ関連の楽曲を手がけることは「一流のアーティストの証」
とも言われています。

歴史的には、元来の『子ども向けテレビまんがの主題歌』が『アニソン紀元前』とするならば、『紀元後』はJ-POPとして認識され、音楽的に評価されるように
なりました。その分岐点となったのが1983年、杏里の『CAT’S EYE』の誕生。

以降、TMネットワークやB‘zにZARD…と、ポップス色の強い楽曲が
その後に続くアニメブームを支え、先述の通り、日本の音楽シーンにおいて
アニソンはメインストリームとして脈々と続いています。

『ブームの影に歌あり』…ということで、12月28日放送の昭和歌謡ベストテンDXのテーマは、『ブームを飾ったヒット曲』特集。

ゲストに川崎麻世さん、長山洋子さん、クリス・ハートさんを迎えて、
昭和〜平成に巻き起こった様々なブームと、
それを飾ったヒットナンバーを振り返ります。

▼洋楽カバーブームから生まれた歌

『歌謡曲』なるものが『J-POP』に変わる過渡期だった80年代、
日本の音楽界に変革を起こす要因となったのが洋楽カバーブーム。

例えば、
Winkの『愛が止まらない』はオーストラリアのシンガー、カイリー・ミノーグ、Babeの『Give me up』はイタリアのシンガー、マイケル・フォーチュナティの曲…と、こぞって海外にヒットのネタを求めた時代でした。

今回のゲストである長山洋子さんもアイドル時代、ユーロビートの『ヴィーナス』をカバーし大ヒット。
オリジナルは1969年、オランダのバンド『ショッキング・ブルー』の曲ですが、1986年にイギリスのガールズグループ『バナナラマ』がカバー、
全米でもブレイクしました。

そんな、世界的ヒットを果たした『ヴィーナス』を、長山洋子さんがアイドル時代と変わらぬノリでダンサブルに熱唱。
普段の着物姿の時とは全く違う、熱いバイブスを放っていました。

▼渋谷が若者の街だった頃…渋谷系ブーム

一方、90年代に入ると、当時流行の発信地だった渋谷をベースにした、
『渋谷系』という音楽のジャンルがブームになりました。
ピチカートファイブやOriginal Love、小沢健二などが代表格、それがのちに
ネオ渋谷系、アキシブ系に引き継がれる1つの潮流となって行きます。

今回はその流れで、鈴木雅之&菊池桃子の『渋谷で5時』を、
川崎麻世さんと早見優さんがデュエットしました。

▼まだまだあったバブル時代の社会現象

他にも、藤井聡太名人による昨今の将棋人気にちなみ、
1996年、将棋ブームを社会現象までにした羽生善治名人がモデルの曲、
『たてがみ』を長山洋子さんが歌唱。

また、小田和正さんの『ラブストーリーは突然に』をクリス・ハートさんが歌い、80〜90年代のトレンディドラマブームを振り返ります。

そんな『ブームを飾ったヒット曲特集』、
12月28日(木)よる9時放送をお楽しみに。

ゲスト:川崎麻世、長山洋子、クリス・ハート

構成作家 工藤ひろこ



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