見出し画像

地方特産品、都内飲食店との季節コース連携の可能性〜ミシュラン1つ星「みやしろ」と福井食材の連携にみる、稼げるファンづくり〜

知り合いの方からメッセンジャーでご連絡を頂きまして、ミシュラン1つ星をとった中目の天ぷら屋とランチタイムに、福井の旬の食材せいこ蟹などのコラボランチを行うということで、二週連続で取材や打ち合わせ兼ねて行ってきました。もちろん自腹参加です。笑

地方食材を上手に出してくださるお店はもちろんあるのですが、その一方で、地方特産品アピールと言えば、すぐに有楽町の駅前とかでタダで配布する企画やったり、タダで行列つくった人たちに食べさせる企画をやったりとか、なんかそういうせっかくの価値あるものを「価値がありません」と宣言するような企画が多いのも事実です。

個人的にそういうことされると、そもそも価値は認められないし、「タダならいいけど、いきなりタダでもらったものを二回目から1万、2万払うのはね・・・」という消費者感情もあるわけで、得策ではないとおもうわけです。何より貴重な一食を単に安いということだけで消耗することもまた、なんとなく本質的ではないと感じるところでもあります。。。

そして地方経営的に言えば、地方のものを可能な限り値段をつけて儲かるようにすることは大切なことです。特に農林水産物という、地方にとっては資源そのものであるものを、食料として安価に提供し続けることは、結局の所地方の衰退と直結する所業でもあります。

過去にもコラムで多角的にその点については解説しています。

そんな中、知人の仕掛けたこちらの企画は都内で、一つ星をとった一定の力あるお店とディナーは無理でも、ランチタイムでのコラボを行う。さらに季節商品であるカニ、キノコなどを食べられるという軸をしっかりとったことで、「それではぜひいってみたいな」と思わせる要素ばかりでした。

ということで、訪問時の模様、メニュー、仕掛けなど含めてまとめておきたいと思います。

最近では地方でも関係人口など含めて「ファン作り」という話もまた増加していますが、税金つかって安売りした、あいつ金持ちだからな的な「スネ夫型ファン作り」では意味はなくて、やはりちゃんと価値をみとめてお金を使ってくれる「稼げるファン作り」が不可欠です。地方は単に知り合い増やすことが大切なのではなく、労働力、もしくは消費力を遠隔地でも使ってくれる関係を構築することが大切なわけです。もちろんその基礎として信頼関係、人間関係があることは大切ですが、結局税金で安売りサービスで人を引き寄せるのでは、結局は信頼を金でかっているだけ。それでは駄目で、「本当にこの地域いいなー」と思えば、適切な消費もしてくれるし、適切な協力もしてくれるのです。

○ 営業は結局知り合いから始まる〜知り合いにすら売れないものは、他人には売れない〜

ここから先は

3,315字 / 15画像
この記事のみ ¥ 500

サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。