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【AIR】上天草で実感する、地方観光地における「貨幣経済」の重要性

おはようございます! 先日より九州に入りまして、只今仕事の打ち合わせなどで熊本県上天草市にきています。東日本の方はあまり知らないとは思いますが、九州エリアでは大変人気の観光地へとこの10年で駆け上がっています。じゃらん調査でも九州山口ブロックなどでも上位にあがってくるような立地へと変化してきています。

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この滞在期間中も非常に天気に恵まれまして、コロナ禍かつインバウンドがきていないわけですが、それでも週末は様々なお客様が来られていました。やはり風光明媚、大自然がある雲仙天草国立公園指定エリアということでもあるので、息苦しい都会から抜け出したい人たちが集まっていました。駐車場もまあまあ満車状態。

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このように地方にいったときに継続的に周辺都市部から人がリピートを続ける地域はなにが違うか、というと私は端的にいってちゃんと「お金で買える商品・サービスを揃えている」ことだと思っています。

逆にどんなに自然環境が良いとかなんとかいっても、周辺地域の人もリピートするようなものもなく、より遠方から来た人たちも時間を持て余してしまうようなところは、結局ちゃんとしたお金で買える商品サービス開発を怠っているんですよね。

下手すると地元に知り合いがいれば楽しめるけど、そうでない人は全くもってちゃんとした処遇するような気すらないというところもあります。これでは人がきたとしてもお金を落とすはずもなく、何より印象も悪く、リピートなんてするはずもないのです。

○ 様々なホテルからレストラン、独自商品を展開する物販店まで地元資本企業の優れたサービスが集積

上天草はホテル・旅館がかなりバリエーション豊かに集積しています。そんなに高い値段ではない宿から、そこそこいい完全個室の宿も旅館タイプからホテルタイプまで揃っています。

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