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10年前に開発された、山形エコハウスを動画解説〜地域経済循環を改善するエネルギーと建築〜

さて、先日山形にいった際に東北芸術工科大学の卒業展をみにいきながら、10年前に開発されたエコハウスにお邪魔してきました。その模様を動画で見ていただけるようにいたします。

noteでもちょいちょい私も触れているのでバックナンバーも適宜活用ください。

案内してくださったのは、本エコハウスを設計した東北芸術工科大学でも教鞭をとり、都市経営プロフェッショナルスクールでもエコタウン専門課程をディレクションしてくださっている竹内昌義さんです。

当然山形も寒いわけですが高断熱高密度の住宅は、ボーボーとフル稼働するエアコンなどが必要な住宅と比較して快適そのものです。同時に地域エネルギーロスが削減されるということは、大手電力会社やガス会社、灯油など地元に本社もなく、材料もとれるわけでもない暖房光熱費の削減に直結します。ということは、削減された暖房光熱費といった固定費は、地元の方々の可処分所得の実質的な増加になり、地元でその分の消費をすれば地域内での消費歓喜にもつながっていくという、地域経営では非常に重要なポイントとなります。

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暖房光熱費は1世帯あたり30万円程度が平均的にかかると言われています。電気代、ガス代、灯油代を合計するとこんな感じになるわけです。100世帯ある地域であれば3000万円、1000世帯あれば3億円になるわけです。3億円が地域から毎年出ているものを半分にできれば、1.5億円。毎年これを地域内で回すことができるという変化を作り出せるわけです。

とはいえ、エコハウスってどんなんなの?ということで、10年前に立てられたエコハウスをみてみましょう。最新のものはオガールタウンとかそちらにありますが、まずは原型の一つであるのでみていただければと思います。

それでは動画を踏まえてみていきましょう。

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