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地方を悩ます「金はあるけどセンスがない人」問題

地方において結構辛いのが「金はあるけどセンスがない人」というのが一定数いまして、そのような人が下手なものを地元に作ることが多大なる影響を地元に与えることがあります。

地域の活性化でも大切なのは、昨今のデザイン経営の議論など含めて、多くの人から見ても本質的で、ダサくない、どこかの何かをパクったものではなく、野暮ったくない、創造性を感じるセンスを発揮するところにあります。

そのためには単に金があればいいわけでもなく、そのお金を使って文化教養などを鍛えていくという投資なくして、成立しないのです。そのようなものが地域の持つ本来の価値を見出し、都市経済以上の新たな付加価値として地域全体の稼ぎにもつながっていきます。

しかもこれは累積的なもので、1代だけでは結構難しく、数代にわたり投資しつづける太い家系である必要もあります。

○ なぜ金はあるけどセンスがないのか

これは一般的にセンスが要求される仕事と、そうでない仕事があり、その領域の違いが現れると思っています。

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