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【AIR】お試し価格が地域ビジネスを破壊する。

地方での企画でよくあるのは「お試し価格」を社会実験などの補助事業などで実施するというパターンです。昨日から、稼ぐまち駆け込み寺でも話題になっていたのは、観光用のレンタサイクルです。

サイクルツーリズムなどでもお試し価格で乗ってもらえるようにして、人を集めようという話になるわけです。そのために自転車を補助したり、はたまた行政が資産として購入して貸し出すということにチャレンジしたりするわけですね。ただこのレンタルを「事業」として行う前提なのに、最初にお試し価格をするとそもそも市場が形成されずに継続できなくなるという罠があります。

○ プライシングは全てに優先する

以前も地域での事業は商品やサービスという話はもちろん重要なのだけど、最初にプライシングと向き合うところからスタートし、資金についての設計をちゃんとやった上で、優れた商品サービスのあり方に向かわないといけませんで、という話をしました。多くの場合は商品サービスの話ばかりを先にやって、営業、資金問題と向き合うことを後回しにして爆発しているものが多々あるわけです。

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