経済成長しない都市?!「東京」問題

東京一極集中という人口論ばかりが語られる昨今。東京都は新たに4200億円を召し上げられて(都民の皆様知ってますかね)、それがまた薄く広く配られるというお話になっています。特別交付税の増税の数年前にありましたが、またとしてもという感じです。

勿論東京に本種機能が集中し、そのシェアは全国の半分。それらの本社部門は全国でビジネスすることの統括をしていて、年間30兆円ほどの本社機能としての域外収支があることが東京都の特徴として知られます。とはいえ、これは座して楽して得ているものではなく、さらにこれからとれる地方法人税というのもそれなりの都内インフラを使ってやっているわけなので、どんどん奪い取るってのはどうなのかね、とは思うところです。もはやたばこ税のように、どんどん取り放題みたいになっていますね。笑

しかしながら日本最大の問題は、そんな人口集中エリアである東京の経済成長率が全国平均より低い状況が続いているという問題です。つまり人は集まれど、経済成長率は低いという東京の構造的課題があるのです。