リモートワークを前提とした、新たな「イエ」のカタチ〜一戸建てやマンションでも売りが変わり、まちとしての共有部設計も変化しそう
2月下旬から3月までのイベントで様々な組織、団体でのイベント開催の可否をみていて思うのは普段からの組織の柔軟性が発揮されるなというところです。
というのも、当然開催は中止、実行、オンラインで実行、みたいな分岐をするわけです。が、そもそもとしてそんな決定を自分たちで考えて決められるところもあれば、そもそも決めることを決められなくてギリギリまでそのままのところもあり、はたまたやると決めたけど周りから言われて結局やめました、とかこのあたりであーあの組織ってそんな感じなんだな、とかそういうのがよくわかります。
少し昔の本ですけど、組織の重さについての調査に関してまとめられた本がありますので、日本の組織がどの程度組織の重さ、つまりは一人前として認められるまでの時間とか、意思決定にかかる工程とかが分析されていてなかなか味わい深い本になりますので、そのあたりを思い出したところです。
今回のようにデマもガンガン回るようなのをみていると、様々な情報から適切に情報を取捨選択したり、ファクトベースで物事を語るということができるという能力は日頃から鍛えていないといけない。組織的にも同様で、何をどう捉えて、決断していくのかというのをリーダーが行わないと「どうする、どうする」といって意思決定が全くもって先送りになったりするものです。オンライン対応とかもいきなり全てやるなんてことも、もともとから一部部門とかでもトライしていれば対応可能ですかが、いきなりこの期に及んで始めるなんてところは結局はちゃんとできるかわからないとかになって、やりきれなかったりするわけです。
コレも含めて、普段から組織的に新たなものに取り組む決断をしていれば、いざという時にも対応できるものを、過去のやり方をただ単に続けるという何の決断もしていないリーダーがいると、結局のところは窮地に陥ることになるわけです。
さて、そんな中、今まで決断できなかった職場や学校などにも変化が起きていますね。リモートワークとかは普通に皆さんが強制的にトライするようになったり、ようやく義務教育がおやすみになったりするのでオンラインを活用したホームスクーリングをトライするようになったり、となんとなくアップデートが始まっています。新型のウイルスという黒船こねーとやらないという社会的病気のほうが気になりますが、まぁ仕方ありません。日本とはそういう国ですから。
こうなると、今後の社会をみていけば、今回の一件でリモートでできること、オンラインのほうが良いこととかも見定められるようになるでしょう。学校の授業なんかもわざわざ集まったほうがいい話と、集まらなくていい話がようやく区別つくようになるのではないでしょうか。
ただそれで今度はその先にあることを想像して先回りしていきたいものです。
○ 変わるイエの設計要件
ここで今後変わっていくことのひとつにイエがあるでしょう。自宅とかについてのデザイン、マンションとかの共用部設計とかも大きく変わっていくように思います。ちきりんさんも自宅リノベの時に大きく設計を替えたという話で、仕事でリモート会議先とつなぐ時にカフェっぽい、オフィスっぽい設計に変化させたというのはこれからの流れになるでしょうね。私も次に模様替えとか引っ越す時にはそうしようと思っています。
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