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安くたくさんが続く理由2:なぜ地方の祭りは「安売り」をウリにするのか。

前回安くたくさん問題について取り上げた続編です。

さて、今年の夏から秋の様々な行事が注視になる中、○○祭りという収穫祭もまた中止を決定しているところが多々あります。その中でいくつかはネットでもその企画をやる、としてとんでもない騒動に巻き込まれてしまった地域が出てきています。

どうしても地方の収穫祭は日本が貧しく、満足に毎日のご飯を食べられなかった時代を反映しているのか、せめてそのような時くらいは皆でたらふく食べよう、みたいな話になり、安くたくさんの権化のようなイベントになってしまいます。

とてつもない価格破壊の収穫祭をオンラインでやったらどうなるか。猛烈な客が集まり、サイトがダウン。電話やFAXまで公開してしまっていたから、膨大な電話でのクレームから止まらぬFAX送信ということが想定できてしまいます。担当者の方が心配です。

今日はそもそも安売りイベントの不毛さ。地域活性化には全くならないことについて解説し、さらにその結果招く地方の衰退原因について触れていきたいと思います。

○ 安売りに人は集まるが、彼らは顧客ではない

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