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ヴァンジ彫刻庭園美術館

タイムワープして先週行ったヴァンジ彫刻庭園美術館の緊急レポートをお送りする。私の駄文でご興味を持たれた方は以下URLより存続アンケートで声をお寄せください。
回答募集期間: 2022年 12月 6日(火)10:00 から 25日(日)16:30まで
https://www.clematis-no-oka.co.jp/news/20221205_opinionsurvey.html


ニュース:ヴァンジ彫刻庭園美術館が2023年1月から大規模修繕のため休館

ネットでたまたまこんな記事を目にした。正直まったく知らない彫刻家の美術館。だがなにか惹かれるものがあった。

さっそく行ってみた。このフットワークの軽さはヒマ人がゆえほっとけ。

こだまなんかに乗るのは久しぶりだ金曜の夜。ガラガラかなと思ったら図らずもスポーツクラブチーム(少年少女)のみなさんと一緒になってしまった。

おそろいのジャンパーにJEFユナイテッドって書いてある。JリーグJEF千葉のユースチームだろうか。頑張れ、君たちがワールドカップに出る頃は日本も優勝するだろう(あ、女子はもうしてた)。

しかしこういう時チームの皆さんは固まって席を取るもんだと思っていたが、私のお隣に選手がいる…。囲んでプレスを掛ける日本のお家芸はこうして育まれるのか。

私は左窓側A席を取っていた。前後を見ても窓側はおじさんとかが多いみたい。これは遠慮したのか、席を取るのが遅れただけなのか(窓側席から売れてくだろうから)

それはともかく修学旅行生みたいにうるさくされるかと身構えていたのに皆さん終始静かでよかった。試合帰り?でお疲れ? いや、千葉のチームなんだからこれから週末の遠征か合宿だよな。こだまに乗ってるんだから静岡だろう。

かつてのサッカー王国静岡もジュビロ磐田や清水エスパルスが二部落ちした?とか…ジェフも今はJ2なのか栄枯盛衰。

クレマチスの丘にあるというヴァンジ美術館はその静岡の三島駅が最寄り駅。多分初めて降りるな。

駅前のホテルに前泊して翌朝三島駅から出る無料シャトルバスで現地に向かう。便利でよいが車内はBGMがうるさい…。

入口前。草間彌生さんかなと思ったらやっぱり草間彌生さんだった。

《明日咲く花》 2012年

チケット売り場に想定外の長蛇の列。駆け込み需要かな(お前だよ)。しかし列が進まない。なんでこんなに待たされるんだろう。

受付はおひとりで対応されているようだ。近くのビュッフェ美術館との共通券がありそれを申し出ると受付のお姉さんから
「美術館に行かれたことはありますか? 別の場所にありまして車なら3分歩くと15分ぐらいかかりますけれどもよろしいでしょうか?」
という説明が毎回立て板に水の如くされる。だから時間かかるのかな。

私も共通券を所望し、同じことを言われかけたが、「説明聞こえてたからいいです。支払いSuicaで(-_-)」、と華麗にスルーした。

受付ではチケットと共に「よろしければアンケートお願いします」と紙片を渡されていた。すっかり忘れていたのだが、翌日ポケットを探ると紙片が出てきてよくよく見れば

ポケット突っ込んだままだったのでしわくちゃ

「ヴァンジ彫刻庭園美術館の存続に向けて」ということのアンケートじゃないか!それ言ってよ〜。

お寄せいただいたご意見は、静岡県議会に提出をさせていただきます。

おー、ご意見言ってやろうじゃないか! とこうして急遽レポートをえっちらおっちら書くのであった。

一面に広がる庭園!

いいじゃない! 箱根彫刻の森美術館程ではないけど(あそこ広すぎ)ここくらいがちょうどいいよ。

同じポーズで写真撮ってる人やっぱりいたね。

この砂利ガーデンいいな。白は着色してるのかな。元々の色? 何の石だろう?タモリさんならすぐわかるのかな。

このひとはたぶんこどもたちに大人気だろう。

《壁をよじ登る男》1970年
後ろもちゃんとあるのよ


《立っている男》2002年

これは立っている男じゃなくてガラスに気付かなくてぶつかった人じゃないのかな。

ふがっ


《カテリーナ3》2006年

人類補完計画でデロンデロンになった人間みたい。

最初の庭園を過ぎて本館的な建物の中に入り階下へ降りる。ヴァンジさん以外の作品も多数。

撮影OKなのでまた楽しめる。絵と違って彫刻は見る角度で様々な表情を見せるからカメラ撮影は自分の腕の見せどころだ。様々な味付けが可能でたのしい。

《父になった少女 母になった少年》2008年 棚田康司
《座る男》1971年


《花柄の服の女》1991年 なんとなくクリムトっぽい。


《チューブの中の女》1967-68年

なんか石田徹也臭が…。

父親と一緒に見ていたお子さんが「でんでんハウス!」と言ってて、言い得て妙だなと思った🐌


《Wink Away Your Tears》2005年 奈良美智さんもいる

階下から外に出ると

季節が良ければ一面の緑の絨毯なんだろう。

おや?

さっきの人ここから見えるんだ。

バラ園まであるのか。

よく手入れされてるみたいだね。その日も庭師さんたちが世話をしていた。ここなくなっちゃったらどうなるんだろう。

楽しい楽しい♪ 想像以上によいところじゃないか。なんで経営難になったのかな。そんなに交通の便が悪いわけでもないし、他に回るところもあるし。

まずは知名度かな。これだけあちこちの美術館にアンテナ張ってる私にしてまったくこれまで引っかかってこなかった。

ということで駆け足でご紹介。「休館」後、早期の復活を望みます。また来るね。


甲子園じゃないんだ、土は持って帰らなかったよ。

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