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第41話 幻の見積書。

今日の出来事。

今朝、会社で、上司と同僚と私、3人で雑談をしていた。

たまたま、ある物の話になった。

私は最近、そのサンプルと見積をもらっていたので、後で、サンプルと見積りを、上司と同僚に渡すことになっていた。

ところが・・・。

サンプルはすぐにあったが、見積書が見当たらない。

メールの履歴やHDDなど、何度も探したが見つからない。

『しまった、無くしてしまった(汗)』

正直に上司と同僚に報告し、再度見積を依頼するとともに、メーカーの担当者に謝罪した。

『この度は、先日頂いたお見積書を紛失してしまい・・・お忙しい中、お手数ですが・・・』

すると、すぐに、返信が返ってきた。

『見積の件ですが、申し訳ございません。ご提出したつもりが、提出しておりませんでした。・・・』

あれ?

(私)
見積書をもらった後、紛失したと思っていた。

(担当者)
見積依頼を受け、提出したと思っていた担当者。

お互いの勘違いで、お互いに謝罪する二人。

なんと、二人の間に、幻の見積書が行き来していたのだ。

今朝から、なんとも緊張感のない始まりと、自身のボケ具合に、笑ってしまった。

でも、幻の見積書のおかげで、一日中、笑顔で過ごすことができた。

こんな日も、たまにはいいもんだ。

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