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宗祖法要のアップデート報告

先日、横浜戸塚・妙法寺の御会式にて、久住住職との掛け合いをさせていただく機会を得た。

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発想としては、伝統仏教各宗派でなされている毎年の宗祖法要を、「誰もが誰をも弔える世界」への入り口として位置づけることができないか、というものだ。

もちろん、もっといいのは「誰もが誰をも”いつでも”弔える世界」であり、その日取りを報恩講(浄土真宗)や御会式(日蓮宗)という機会に限定する必要はないのだが、まだそうした文化が存在しない中で、いきなり先走ってメッセージを発してしまうと、根付く前に空中分解してしまう。

そのようなわけで、まずは、誰もが誰をも弔える世界の象徴として、宗祖法要をいわば「グッド・アンセスター・デイ」として設定するのが良さそうだという直感があった。このアイデアに真っ先に乗ってくださった久住さんには感謝したい。


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