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「はじまりの集い」振り返り

東京・武蔵野大学の主催で京都・西本願寺にてGW中に開かれた、カンファ・ツリー・ヴィレッジのシンポジウムが無事、終了した。その数日前には、海外から招聘した登壇者数名と共に熊野古道の巡礼も実施し、盛りだくさんの数日だった。運営チームの皆さんには感謝しかない。

今回のシンポジウムを振り返ってみると、登壇者お一人お一人のお話も素晴らしかったし、仏教精神を建学のルーツに持つ武蔵野大学がオリジンである西本願寺にて100周年を記念するイベントを行ったのも感慨深いものがあった。近いうち、実際に参加した学生、卒業生、教職員の声を聞いてみたいと思うが、その場を共有した人たち数名のお話を聞いてみる限り、前後の法要なども含めて、貴重な体験になっていたようだ。

個人的には、仏教系大学が、その精神的支柱であるはずの「仏教」と今日どのように向き合えばいいのか、その方向性が多少なりとも垣間見える場になったのではないかと思う。

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