爆速効率化 ~知らないと確実に損!INDIRECT関数の使い方~


関数の参照先シート名を状況に応じて変更してを使いたい!

こんな場面に遭遇した事はないでしょうか?
今回ご紹介するのはそんな場面に適応できるINDIRECT関数の使い方をご紹介します!

目次

  1. INDIRECT関数とは

  2. INDIRECT関数の構文

  3. INDIRECT関数の基本的な使用例

  4. INDIRECT関数と別関数を組み合わせた複雑な参照

  5. まとめ


INDIRECT関数とは

ExcelのINDIRECT関数は、文字列で指定された参照を返す関数です。これにより、セル参照を動的に変更することができ、柔軟なシート操作が可能になります。例えば、セルの内容や他のセルの値に基づいて、参照先を変えることができます。

INDIRECT関数の構文

INDIRECT関数の基本的な構文は以下の通りです。

=INDIRECT(ref_text, [a1])
  • ref_text:文字列としてのセル参照。この参照先が返されます。

  • a1:省略可能。TRUE(デフォルト)ならA1スタイルの参照、FALSEならR1C1スタイルの参照を使用します。

INDIRECT関数の基本的な使用例

例1:セル参照の動的変更

例えば、セルE3に「B8」という文字列が入っている場合、以下のようにしてセルB8の値を取得できます。

=INDIRECT(B8)

この場合、E3の値が「B8」であれば、B8の値である5が返されます。E3の値を変更すると、自動的に参照先も変更されます。

例2:他シートのセル参照

INDIRECT関数を使うと、シート名を動的に変更することができます。例えば、セルE3にシート名「Sheet2」が入っていてセルF3にセル番号が入っている場合、以下のようにしてSheet2のC4セルの値を取得できます。

=INDIRECT( E3 & "!" & F3 )

INDIRECT関数と別関数を組み合わせた複雑な参照

INDIRECT関数は、複数のシートの他にも別関数と組み合わせる場合に特に有用です。

例1:VLOOKUP関数を組み合わせて動的な範囲参照検索を行う場合

VLOOKUP関数とは、、、

例えば、支店別売上集計をしたい場合などVLOOKUP関数の参照先が変わる場合、以下のようにして動的な範囲を参照できます。

=VLOOKUP(K$3,INDIRECT($B4&"!B5:C13"),2,FALSE)

まとめ

INDIRECT関数は、Excelにおける柔軟なセル参照を実現するための強力なツールです。セル参照やシート名を動的に変更できるため、複雑なデータ操作や自動化を行う際に非常に役立ちます。今回紹介した基本例や応用例を参考に、ぜひあなたの業務にもINDIRECT関数を活用してみてください。Excelの可能性がさらに広がり業務の効率性が抜群に上がります。

ありがとうございました。

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