爆速効率化 ~ 複数関数の組み合わせテクニック5選 ~


今回は複数の関数を組み合わせて使うパターンについて実用的なテクニックを5つご紹介します。

実際に私も実務で使っているのでぜひ参考にしてみて下さい!

目次

1 : IF関数とAND関数/OR関数の組み合わせ 

2 : 関数とIFERROR関数の組み合わせ

3 : CONCATENATE関数(または&演算子)とTEXT関数の組み合わせ

4 : INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ

5 : OFFSET関数とその他関数の組み合わせ

1 : IF関数とAND関数/OR関数の組み合わせ

用途: 複数の条件を満たす場合に特定の処理を行う

: 学生の成績判定

  • Aさん: 点数70点、出席率85%

  • Bさん: 点数60点、出席率90%

  • Cさん: 点数75点、出席率70%

Excelの数式:

=IF(AND(C3>=70, D3>=80), "合格", "不合格")

2 : 関数とIFERROR関数の組み合わせ

用途: エラーハンドリング

: 商品コードで商品の価格を検索し、存在しない場合は0にする

  • 商品コード: A1001, A1002, A1003

  • 商品価格表:
    | 商品コード | 価格 |
    |     A1001  |  500  |
    |     A1003  |  700  |

Excelの数式:

=IFERROR(VLOOKUP(E3, B3:C4, 2, FALSE), 0)

3 : CONCATENATE関数(または&演算子)とTEXT関数の組み合わせ

用途: テキストの結合とフォーマット調整

: 受注日と受注番号を結合してフォーマットを調整する

  • 受注日: 2024/05/29

  • 受注番号: 12345

Excelの数式:

=CONCATENATE("受注日: ", TEXT(B3, "yyyy/mm/dd"), " 受注番号: ", C3)

4 : INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ

用途: 高度な検索とデータ参照

: 行と列の値からデータを取得する

  • 商品リスト:
    | 商品コード | 商品名 | 価格 |
    |     A1001     | 商品A  | 500  |
    |     A1002     | 商品B   | 600  |
    |     A1003     | 商品C   | 700  |

Excelの数式:

=INDEX(D3:D5, MATCH(F4, C3:C5, 0), 2)

5 : OFFSET関数とその他関数の組み合わせ

用途: 動的な範囲指定とデータ操作

< 補足 >
OFFSET関数とは?
簡単に言うとOFFSET関数は、指定した場所から数えて別の場所のセルを探す関数です。

数式:

OFFSET( 基準セル , 基準から縦にずれる数 , 基準から横にずれる数 , 範囲の行数 , 範囲の列数 )

: 特定月から3か月間の平均売上を算出

Excelの数式:

=AVERAGE(OFFSET(C2,MATCH(E3,B3:B14,0),0,3,1))

まとめ
業務効率化するにあたって関数単体ではうまくいかない処理も複数組み合わせることで解決できますので、普段の業務に活かしてみて下さい!

ありがとうございました。


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