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針子のエサ。

気づけばエサの記事、3つ目でした。
まだの方はよろしければ、こちらもどうぞ。

メダカエサについて。

メダカエサの成分について。

今回は針子の餌ということで、産まれて間もないメダカへの餌について書きたいと思います。

私は主に3種類を併用して使っています。

まず1つ目が「PSB
メダカ界隈だと有名な、あの赤くて臭い謎の液体。。。笑

まぁ、謎でもなんでもないのですが、所謂「光合成細菌」バクテリアというやつですね。

室内でこぼしたが最後、強烈なアンモニア臭とドブ臭が鼻腔を容赦なく襲ってきますので取り扱いには注意してくださいね!

本題に戻りますと、産まれて間もない針子達はヨークサックを持っています。栄養の詰まった袋を持ってると考えてもらえればよいかと思います。災害用のカンパンの入った緊急リュック背負ってるみたいですね。

産まれて間もなくすぐに餌に有りつけるとは限りませんので、このヨークサックから栄養を補給することで数日は生きていけるといいます。
しかし、ヨークサックがなくなるといよいよ餌を自発的に摂取していかなければなりません。
当然、針子の飼育容器に給餌をしなければならないのですが、給餌をしたからといって針子が器用に生きていくだけの餌を摂取できるかというとそう簡単でもありません。

生まれて数週間以内の死因の1つとしてあげられるのが餓死なのです。

そこで、PSBを使用して針子落ちを防ごうということです。
PSBの光合成細菌は、1~2µmというとてつもなく小さいサイズゆえ、摂取し易いことに加え、PSBによりプランクトンの繁殖が促進され、結果として針子水槽のエサ事情が良くなる、というものを狙っています。

PSBを使い始めて実際に針子落ちが減ったということもあり、初めはお守り代わりのように使っていましたが、今ではそれが定着し使い続けています。

しかし、これをメダカが生きていく上でのカロリー摂取の為の最良手段として考えているわけではありませんので、あくまでも私としては補助的な役割と考え使用しています。
人間で言うところ、ご飯を経口摂取できない場合に、点滴にて栄養を補うことに近い感覚です。

PSBの液体を霧吹きスプレーの容器などに入れ、朝晩にシュッシュッと吹いてあげるような形で飼育容器内に投入しています。

※PSBに関しては諸説あり、ネットで調べるだけでもたくさんの意見が散見されます。ここに記した内容は私の経験に基づき記述していますので、これから針子を育てる方はたくさんの飼育方法に触れ、皆さんの飼育環境下での最適解を導き出して頂けたらと思います。


そして、もう1つが「マイクロワーム」です。

マイクロワームに関しましては、別記事で詳しく掲載していますので、そちらをご覧下さい。

主に孵化から1週間ほど経ち、捕食が活発になる針子たちを意識し、活き餌として与えています。


そして最後が「稚魚用の人工飼料」です。
小さいメダカ用の乾燥ベビーフードですね。
これは、成魚用のものに比べ、かなり細かい粒子でできており、産まれたてのメダカにも食べやすいようになっています。

私がメインで使っているのは、株式会社キョーリンHikariの「ちびっこメダカキンギョのエサ」というものです。

以前のエサに関しての記事に続き、またしてもキョーリンの商品ですが、キョーリンの回し者ではありません…笑

栄養面に関しては、やはり人工飼料は優れていると思います。ただ、栄養価が高いと、同時に水質の悪化も招きますので、様子を見ながら食べ切れる量を補助的に使用しています。

ですので、メダカ屋みれいでは、PSB、マイクロワーム、人工飼料を併用しながら適宜様子を見て使っているという形になります。

以上、私の飼育下での話を記述させて頂きましたが

水質悪化を懸念し、稚魚用フードを使わない方もいらっしゃいますし、PSBを使わない方もいらっしゃいます。
マイクロワームがそもそも苦手な方もいらっしゃいます。
決して正解は1つではありませんので、メダカにとってよりよい環境を模索しながら生育するのもまた、メダ活の楽しみでもあるような気がします。

せっかく卵を産んでくれたのに孵化してすぐにお星さまになってしまっては悲しすぎますので、メダカ飼育にとって孵化して数週間、いかに針子落ちをさせずに育てるかは1つの大きな壁であり課題となります。

一匹でも多くの針子が成魚に育つ参考になれば幸いです。

それでは、本日はこの辺で。

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