物の数え方について
動物の数え方って、死んだ時に残る物で決まっているそうです。
鳥だったら一羽、魚は一尾、牛なら一頭、等。
じゃあ人間は?
人間の呼び名って一名ですよね。
つまり、「名前」が残るんです。
この話を始めて知った時、とても素敵だなと思った。
物ではなく、概念が残る。
自分が亡くなった時は、きっと名前から自分を振り返ってくれるんだろう。
なんて、少しばかりセンチメンタルになった翔英ですが、亡くなった祖母の家に、お盆で遊びに行った時、おじちゃんから大量のイカを貰った。
酒が好きな人間に、イカ嫌いはいない(完全なる翔英の偏見です)
「わぁ!ありがとう!!」
と、発泡スチロールに入ったイカを大切に抱えて、私は弟が運転してくれていた車に乗り込んだ。
運転してくれている車に乗っている間、私は貰ったイカに想いを馳せる。
刺身も絶対おいしい。イカのバター焼きも食べたい。
そういえば、イカの数え方は一杯っていうけれど、なんで一杯なんだろう?
そう思い調べてみると、イカの胴体が器の形に似ているから、とのこと。
あれ?私の知っている数の数え方の話に合わないぞ?
そう思い、もう少し詳しく調べてみると、イカは生きている間は「一匹」で、死んだら「一杯」と数えるらしい。
いや、だからそれじゃあ私の知っている話と合わないぞ?
さらに詳しく調べると、「匹」という漢字は、昔、馬に荷物を引かせていたことから、馬のお尻に紐が繋がれている様子を表したものらしい。
へー!為になる!
・・・いや、だから、合わないんですよ。
さらにさらに調べると、イカを漢字にした時に「烏賊」って書くけれど、それはカラス(烏)にとってイカが毒らしいからとのこと。
・・・・
とても為になるけれど、冒頭の名前に関する良い話が、どこまで通用するかは分かりません。
でもきっと、時代の流れによっていろんな動物の発見や輸入があって統一できなくなっただけで、元はそういう流れで呼び方ってつけられたんだと思う。
なんか、そっちの方が素敵だしね。
イカはおいしくお刺身とバター焼きで頂きました。
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