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日本語、言葉の難しさ

日本語って、美しくて、難しいよね。

よく、日本語の難しさが海外のネタにあがるけれど、日本人でも日本語が上手に使えない人は多い。
私も自分がちゃんと日本語を使えているかと聞かれると微妙だ。

私の中で、とても印象に残った面接の話がある。
とは言っても、面接で言われた言葉というよりも、面接に行った時の就活生の話。

その就活生は、面接後、会社のコップを割ってしまったらしい。
会社の面接してくれた人がたまたまその場に入ってきた時に、その就活生は
「すみません!コップが落ちて割れてしまいました!」と謝る。

すると面接官だった男性は穏やかな声で
「コップは一人で勝手に落ちることはないよ。
君は咄嗟に謝ったが、その言葉には責任を逃れたいという気持ちが表れている。
自分で責任を取る、社会人になるとはそういう事だよ」

コップを割ったことには怒らなかったらしいが、後日、その会社からは不採用通知が届いたらしい。

この話を聞いた時、少しのニュアンスにも性格がでてしまうなと、言葉の取り扱いには本当に注意しないといけないなと思った。

言葉って、その人の性格が出る。社会に出て働き続けると、言葉のチョイスやその時その時の心持ちっていう所も鍛えられると思う。

なぜ翔英がこの話を思い出したかというと、最近職場に入った50代ぐらいの新人派遣社員がいる。
正直に言うと、翔英は多分、この人と相性が良くない。
同じ仕事をする以上、上も下もないとは思うが、私の方が早く入社した以上、出来る仕事も多いし、質問される事も多い。
私も入社した時同じ状態だったから、出来る限り丁寧に伝えようと思っている。
でも、その返事からは、「私の事をなんだと思っているのかな?」という返答が多い。
極めつけはつい先日、私はめちゃくちゃ忙しくて、バタバタしていた日だった。
それでもなんとか定時までにはめどがついた。退社する5分ぐらい前だったと思う。
その新人の方から、「ごめんなさいねぇ。手伝ってあげられなくて」と言われた。
その言葉は、本心だったのかもしれない。けれど、私ならその言葉のチョイスはしない。
「手伝ってあげる」というのがもう上から目線だし、そのセリフを言っていいのは、対等に仕事が出来る人しか言っちゃいけないと思っているからだ。
私なら「手伝う事が出来なくてすみません」と伝える。

本当に少しのニュアンスで、伝わり方って全然違う。
それに、少しのニュアンスの部分にその人の性格って出てしまうと思う。

今までよりさらに、言葉の取り扱いには気を付けようと思った出来事だった。


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