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誰も負けさせない古武術

面白い話。
路上でそこらにいるヤンキーに絡まれないように強くなった。筋肉つけたり、技を身につけて。すると確かにヤンキーから絡まれなくなった。

でもその代わり、もっとやばい、イカついやつ、狂ってるやつに絡まれるようになった。

勝とうとすると勝てないやつに絡まれる。だから終わらない。じゃあどうすればいいか?

一番強いのは、誰にも勝とうとしないこと。負けろってことではない。誰も負けないこと。

日本の武術(古武術)は、元々天皇を護衛する者が身につけた技術。その技術は、相手を打ちのめすことが目的ではなく、天皇を守ることが目的。守るためには自身も死なないこと。

そして、仲間を殺された報復が起こらないように、敵を自分から殺すこともしない。そうして誰も殺さないし、自分たちも生き残る。だから誰も負けない。

そう考えると最強の武術は、武術を使わないこと。戦うのではなく、戦う意志すら起こさせないこと。

「百戦百勝は善の善なるものにあらざるなり。 戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。」

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