ロゴデザイン案の作り方-ChatGPT×画像生成-
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------Prompt to me------
実験概要:
自分が所属しているコミュニティ(DAO)のロゴの方向性を複数案出力します。
制限時間:15分以内
使用ツール:GPT-4、画像生成AI(Midjourney)
※ただし、ChatGPTなどのAIチャットサービスは複数ディスプレイで並行利用してもよいこととします。
プロンプトは、すでに持っているテンプレートは使っても良い
記事の執筆概要:
実験過程や結果を文字だけではなく、読者に分かりやすいようにイメージも添えて説明します。
制限時間:45分
使用ツール:自分の頭、時折GPT-4、Notion
<output>
・生成画像:
・記事内容:
※注意事項
a.制限時間が終了したときに、どんなアウトプットであろうとリリースします。
b.プライバシー保護のためのキャプチャの編集は別個時間をとってもよいとします。
理解しましたか?
ではお願いします
-----Prompt End-----
しょーてぃー:はい、理解しました。では、始めましょう。
※一身上の都合で画像生成と執筆は複数日に跨いでいますが、時間は守っているのでご安心ください
では、はじめるで。
背景と動機
画像生成AIを利用して有名企業のロゴをリデザインしたり、新たな企業・サービスロゴ新規作成してそれらをSNS・海外フォーラムで投稿する人が増えているようにみえる。
創作活動は尊い。
ただ、これらの例が主に時間や工数の短縮やスタイル面に焦点を当てるためなのか、デザイナーの役割やスキルが過小評価されることがある。
そして何より、
なぜか”心が動かなかった”。
この心が動くとは広告を見たときに誘引されるような意味ではなく、あくまでも自分の心がワクワクしなかったということである。
きっと理由は…
そのロゴ案を複数出すプロセスやアウトプットから得られるものが分かりにくかったこと
そのロゴがどのような背景や想いが統合されて出てきたものなのか把握しにくく、良し悪しを判断するのが難しいこと
とりあえず、
一回自分でやってみないと
分からんってことだよね笑
やってみないことには、
とやかく言う権利も貰えなさそうだし!笑
言うのは易し、
行うのは難し、
やらねばならぬ…
まずは…設計図
スタートして、15秒間。
まずはアプローチを考えるのだ。
考えろ俺。
その時の私の頭の中はこんな感じだった。
notionをつかって図にスグにおとしこめるんだ。
順を追って、説明していく。
ロゴの構成要素
ロゴとはなにか
そもそも企業・サービスのロゴとはなにか?
つまり、それらの”アイデンティティ”が検討プロセスで考慮されていない、ロゴなんぞはおそらくナンセンスであるとして進める。
いわゆる
「会社名の由来を入れてつくった!」
「かっこいい!流行りっぽい」
「社長が好きな色!」
といった要件のみからAI画像生成されたラフ案には、
グッバイ!君の運命のヒトは僕...
気を取り直そう。
私がまずは思いつくの以下の構成要素だ
-企業名
-企業名の由来
-★ビジョン・ミッション・価値観
-ターゲットオーディエンス
-競合とのポジショニング
-自社のグループブランドとの整合性
…..etc
さらにだ。ここから
ロゴのデザインコンセプトに
昇華することが大切だ
ロゴ・コンセプトとはなにか
今回は私の時間制限がやばいので
検討要素を簡素化するために、
譲れない部分に絞って考えていく。
-企業名
-企業名の由来
-ビジョン・ミッション・価値観
-ターゲットオーディエンス
-こだわりポイント
-シンボル・アイコンやモチーフ
-カラースキーム
-タイポグラフィ
ケーススタディ
私が所属している「PM DAO」というDAOのロゴを作ってみようという流れでいく。
実際、「ロゴ作ったほうがいいよねーそろそろ」という話もあるが実は専門のCI&VIデザイナーやグラフィックデザイナーは活動していない。(悲しい..!)
以下「PM DAO」の情報である
notionにまとまっている場所があって助かったよ。ありがとう。
さぁ、GPT-4の力を借りて、いざゆかん。
アウトプットの定義
さーて、実際に作業に移っていく前にアウトカムを定義したい。
ここから逆算すると以下のタスクが存在する…
ロゴ作成のための構成要素(Done)
コンセプトを作るプロンプト
コンセプトを体現する画像生成に適したプロンプトを出力するプロンプト
midjourneyで画像生成
評価・選別
時間がない
ロゴ・コンセプトを作る
以前、1ヶ月以上前に似たようなプロンプトをつくって遊んでいたことをおもだした。
それはWebページのデザインコンセプトをつくり、さらにキービジュアル案を複数生成するものだ。
それをちょっとチューニングして、
GPT-4を3台使いながら動作検証をして、いざゆかん。
メイン:Easy Peasy AI(Markyくん)→画像生成に必要な情報を考える担当
サブ:ChatGTP、ChatBot UI(要API)→文字系担当
初手
プロンプト
<instruction>
ゴール: 企業の特徴や要望を反映したロゴの方向性を決定し、ロゴコンセプトを提案する。
あなたはすごい腕のCI&VIデザイナーです。ユーザーからヒヤリングすべき項目を収集し、ロゴの方向性やコンセプトを提案できます。ユーザーがフォーマットに沿わない入力を行った場合でも、あなたはデザイナーとして情報を解釈し、柔軟に対応することができます。また、ユーザーに意志がない場合や足りない情報がある場合は、デザイナーとして最良の提案を行い、必要に応じて追加の質問を行ってください。これにより、ロゴの方向性・コンセプトが適切に反映されたデザインします。
企業名: {CompanyName}
企業名の由来: {CompanyNameOrigin}
ビジョン・ミッション・価値観: {VisionMissionValues}
ターゲットオーディエンス: {TargetAudience}
カラースキーム: {ColorScheme}
タイポグラフィ: {Typography}
シンボル・アイコン: {SymbolIcon}
こだわりポイント: {SpecialPreference}
追加情報や質問: {AdditionalInfoQuestions}
ロゴの方向性・コンセプト提案: [LogoDirectionConcept]
[LogoDirectionConcept] including
-メッセージ: ロゴのコンセプトや伝えるメッセージ
-モチーフ: 表現されるイメージや形状
-シンボル: 組み込む図像などの意味や表現
-色彩: 使用する色の基調や意味
-文字: 使用する文字のフォントやスタイル
-any other element you should recommend
<provided information>
---ここに情報を入れる----
note:特記事項
<output>
そして👇ここにPM DAOの情報をコピペしてつっこむ。
<provided information>
---ここに情報を入れる----
note:特記事項
「PMD」とか「PM DAO」ががっつり入らないロゴも欲しいぞ。
コンセプト案ももう少し欲張るために、
もう一画面でアウトプットスタイルを変えながら並行して出力。
いいじゃないか!
自分のイメージと近い、ロゴのコンセプトは以下の2つだ。
AIを使う利点は複数パターンを短時間で生成できることだ。
欲張ってまずは全コンセプト画像で確認しよう。
画像生成用プロンプトへの変換
よし、midjourney用に書いてもらおう。
そうだった。。。。
GPT-4は2021年までの学習データなので、midjourneyのプロンプトを作る方法をしらないんだ。
だから、とりあえずコンセプト文章に転がっている言葉をつなぎ合わせただけになってしまっている。
これではいけない。
Marky君の得意技を使おう。
WebページのURLを読み込んでその内容を取得して応用することができる。
つまり、midjourneyのプロンプトの構造やルールを解説しているページを読み込むことで、彼がある程度ルールに沿って生成してくれるはずだ。
URLをインプット!!いけ!!!!
ChatGPTでプラグインを使わなくても、midjourneyの画像生成用のプロンプトを自動生成してくれるプロンプトテンプレートを以前作った記憶があるので、
記事の最後においておくとしよう。
だいぶ良くなったぞMarky君!
さぁ画像を生成してチェックしていこう。
👇生成画像の一部
とりあえず、midjourenyに打ち込んで生成しまくっている内に、更に作業をすすめなければ。
コンセプト1の”コンセプト自体”は素敵だ。
モチーフがこんな植物っぽくていいのか疑問が残る
一回いじってみて様子をみるために
もう少し発展させる。
なぜ全部"PM DAO"の文字をフルフルで入れたがるのだ。
”P”の文字が生成結果にでるように微調整する。
おい、やっぱりなんか違うぞ!
もう一つ気になっていたコンセプトに移ろう。
コンセプト1はすきだ。
ただPM DAOでは多様なメンバーのスキルやナレッジがクロスすることで、新しい価値を作り上げていくことに私は共感している。
今回はその私のこだわりをいれてみよう。
自分のイメージを一部もったロゴのプロンプトを入れることで、コンセプト1を保持したままモチーフや要素を融合・進化させるのである。
simple logo of letter"P": "PMDAO" that embodies a diverse and co-creative product management community. Use a multi-color scheme for diversity, connection symbols like intersecting lines or circles, a simple contemporary font for 'P': motif of different shapes or patterns symbolizing collective creativity, dribble, behance --v 5
これはある種のリバースエンジニアリングと概念ブレンドである。
これらの言葉の意味を知りたい人は、とりあえず「AI時代との向き合い方」という私の記事を読んでくださいませ。(たぶんこんなタイトルだった気がする)
新たに生成された画像のプロンプトは以下をの特徴を取り入れた。
よし、いいぞ!Markyくん!
呪文を用いてmidjourneyで生成を開始すると同時に、私は次の作業に移行する。
👇生成されたロゴたち(一部)
次の作業とはなんなのか。
私にはこの時点で、あと3分残っていた。
つまりロゴ以外にもPM DAOのアイデンティティを可視化するための、タッチポイントを模索することができる。
・ウェブページ
・ロゴの横バージョン
・名刺
・ムードボード
…..
なんだってあるだろ!!
あとは、冒頭の主語を工夫するだけで色々と生成できるだろう。
いでよ。midjourney( くそ。。。midjourneyって打ちにくい。。)
まとめ
1. ChatGPTと画像生成AIはデザイナーの力をレバレッジする
2.言語化・可視化をによりメンバーの共通意識や判断基準をつくる、またそれが高速化する
3.ChatGPTに打ち込むプロンプトおよびそれによって生み出されるアウトプットの過程をみることで、ロゴ作成時に必要な要素や考え方を学ぶことができる
4.このチャレンジは無茶過ぎた。タイピングを休む時間がなかったので腕と指の疲労と、具体と抽象を行き来するスピードが早すぎて脳がオーバーヒートぎみである。良い子は、真似しないこと。
"言語化・可視化をによりメンバーの
共通意識や判断基準をつくる、
またそれが高速化する"
こちらに関しては、デザイナーの役割が何なのか一度考えたことがあるので参考にしてほしい。
もう時間がやばい。
制限時間のため、かなり端折って書いてしまった。
ところどころで使った小技や、
使った主要なプロンプトをすべてコピペできるようにして有料枠においておく。さすがにマニアックなので、全員が知る必要はないと思う。
有料枠はここ一週間かけて更新していくので、購入した人にも通知がいくのでご安心を。
そして珍しくあえて高値をつけた。
これは情報の価値が高いのではなく、正しく扱える方、意志のある人に届いて欲しいからだ。
さてそもそも…
なんで60分という
時間絞りをしているかって…?
俺の周りのデザイナーさんは
いつも納期とも戦ってんだよ!
俺も擬似的に納期と戦わないでどうすんだ!
おわりに
さいごになったが、今回のロゴコンセプトとロゴのラフ案をならべつつ振り返ろうと思う。
まず、ロゴデザインとは
少なくともかんたんにできることではない。
そしてデザイナーが不要かと言われれば
答えは”否”だ。
ただ我々デザイナーはそのこ…
制限時間終了のお知らせ
㊗ロゴ完成しました(Yeah!)
コンセプト案をだした後の軌跡↓
ロゴに込めた想い↓
「RT応援」対象のツイート↓
◆制作部隊の紹介
Easy-Peasy.AI(Markyくん):GPT-4も使える
ChatGPT
ChatBot UI(API必要)
Midjourey
私
「言いたいことがある」
「共感した」
「一緒になにかやりたい」
なんでもいいです。
なにかあれば、気軽にTwitterのDMまで。
おまけ枠には何が書いてあるのか
「〜ぽいデザイン」を感覚で行うことに、終止符を打つための
考え方、プロセス、実現するためのプロンプト、事例
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